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上級アーサナの練習方法(ワークショップレポート)

chisa
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レポーターのChisaです。
これが私のはじめてのレポートです。
ヴィオラトリコロールの講座の魅力をわかりやすくお伝えできればと思っています。どうぞよろしくお願いします!

ヨガヴィオラトリコロールでインストラクター養成講座の指導もしている、人気講師の姉崎志穂先生による3時間の上級アーサナ講座に参加してきました!
この講座は、上級アーサナの中でもアームバランスに特化したものです。

中級レベル以上になってくると、チャレンジしてみたくなるのがアームバランス。
やってみたけれど、なかなかうまくいかずに悩んでいる人は多いもの。普段のクラスではじっくり取り組むことがほとんどない、難易度の高いアーサナにじっくりチャレンジする時間です。

こちらは平日の午前中に本町のヴィオラスクールで行われましたが、人気の先生だけあって、室内にはマットがびっしり。受講者は満員の21名。
シルシャーサナ(ヘッドスタンド)、ヴァシスタアーサナ、サランバシルシャーサナ、バカーサナ、ピンチャマユラアーサナなどのアームバランスの安全な練習方法やアライメントの注意点などについてしっかり学びます。

まずは前半の1時間半、しっかりと体を動かしていきます。アームバランスへと向かう準備の時間です。
ここでは細部への意識と全体の関係性を感じることに重きを置いていきますが、志穂先生の力強いインストラクションが、受講者の集中力を高めます。ポイントを強調して指導してくれるので、意識を向けるポイントがわかりやすいのです。

動きは、仰向けに寝た状態のサマスティティヒでの胸郭の状態の確認から始まります。
どの状態にあっても安定した状態を意識するのに役立ちます。
立位のポーズや臥位のポーズでやってしまいがちなミスアライメントが、つま先重心になることで胸郭が開いて、お腹の力が抜けてしまうこと。
これを防ぐために胸郭の状態やコアを意識しながら行います。続いて、キャットアンドカウのようなおなじみの脊柱のストレッチや手首のストレッチ、ダウンドックやプランクのようなシンプルなものをいくつか行ったあと、動きは、ヴィンヤサスタイルに。
会場の窓ガラスが一気に曇りだし、まだ3月なのに冷房のスイッチをオン!
ウジャイ呼吸の音が室内に響き渡ります。

この間にも、鋭い指導が入ります。
『踵を押して~!もっと押して~!』など、志穂先生の高い声が響きます。

『大事なことは、いかに腕を長く保ち、胸郭(肋骨)を広げないようにすることで脊柱を真っ直ぐに保つこと。』

アームバランスに必要な身体の働きをダウンドックやプランクのポーズでしっかりと叩き込みます。
プランクのポーズで起こりがちな、お腹が落ちて、肩が盛り上がる動き。これを予防する動きとアームバランスで必要な動きが同じものなのですよ、ということです。

『ポーズの難易度が上がるほど、日頃の癖が強く出やすいのです。ベーシックなポーズでしっかりと基本のアライメントを確認しておくことが大切。』

これを踏まえて、前半の最後には、アームバランスもいくつかチャレンジしていきます。
この時点で60分以上動き続けていたので、受講者のみなさんの表情も険しくなってくるのですが、先生の指導のテンポは変わらず一定です。(笑)会場にも苦笑いが響きます。

へッドスタンド、ピンチャマユラアーサナなど、デモンストレーションを見て、注意点を聞いた後、それぞれのペースで練習していきます。
プラサリータパドッターナアーサナからサランバシルシュアーサナへ、シルシュアーサナが10呼吸ほどできる人は、さらにピンチャマユラアーサナへと続きます。

みなさん息が上がりながらも、熱心に練習されていました。

後半に入ると、みなさんペンを取り、メモをしながらのアームバランスのポーズの解説とペアワークによる実践です。
それぞれのポーズの入り方、アライメントや注意点、出方などを教わったあと、それらのポイントをペアで確認しながら練習します。

教わったポイントがすっと腑に落ちて、すんなりとポーズに入れる場合もあれば、なかなか思うように身体を使えない場合もあり、失敗してゴロンと転がったりしながらも、楽しそうな笑い声も聞こえてきます。
自分一人で練習するよりも、ペアで練習するほうが、相手の方を客観的に見ることで、自分の練習の参考になるし、失敗しても、今回の講座で教わったポイントや安全な取り組み方、練習段階が分かっていれば、また自分の段階を知っていれば、自宅で練習することができそうです。

最後に先生からこんなお言葉が。

志穂先生
志穂先生
『アームバランスのポーズには、残念ながらわかりやすいコツや魔法のようなものはありません。上級ポーズは、コアや脚の強化、股関節の柔軟性などの総合力が必要です。できないポーズがあると落ち込むけれど、それも含めてヨガなのではないでしょうか。できないこと、必要なことに気づくという経験も大切です。今の場所(それぞれのステージ)に気がついたら、苦手なポーズにフタをせず、とにかく取り組むことです。』
志穂先生
志穂先生
『そして、忘れてはいけないのが、形ばかりを追わないこと。アーサナがすべてではないということを忘れないこと。』

このほかにも、年に1回行かれているインドで修行されたときのお話、ご自身がインドの先生から受けた指導や経験談なども聞かせてくださいました。

こちらの講座では最後に受講者からの質問を受ける時間もありました。
アームバランスで必要な筋肉は?といった解剖学的な質問から、バランスを崩した時の安全な転がり方まで質問はたくさんあり、時間内には収まりきらず、終了後も熱心に質問をされる受講生の姿が。

  • このポーズの入り方はこれで合っていますか?
  • この状態のとき意識を向ける場所は?

『 ―この場合はね、もう覚悟を決めるしかないのよ。転がる覚悟でね。恐れないことです。』

時にそんな答えですらも、とても説得力があり、やる気にさせるのが志穂先生の魅力ではないでしょうか。きっとこんな言葉たちがみなさんの帰宅後の練習の後押しになっているでしょう。

また、ネットの情報や本には載っていない、細かいけれど大事なポイントも丁寧に教えてもらえる貴重な機会になったようでした。

ちなみにこの講座、高血圧の方や、眼や脊椎に不調のある方、逆転のポーズに制限がある方は、ご自身の判断で、ポーズによってはシャバーサナをされたりしてお休みしている方もいらっしゃいましたのでご安心を。

最後に、受講生の声をお聞きしました

 

chisa
chisa
ヴィオラの養成講座卒業生ですか?
受講生
受講生
いいえ
chisa
chisa
インストラクターですか?
受講生
受講生
はい
chisa
chisa
志穂先生の講座は受講されたことがありますか?
受講生
受講生
いいえ(今回が初めて)
chisa
chisa
参加の動機は?
受講生
受講生
アームバランスが苦手なのでコツを知りたいと思って参加しました
chisa
chisa
講座で一番印象に残ったことは?
受講生
受講生
アームバランスでは肋骨を締めることが大きなポイントだということ

次回もお楽しみに♪

ABOUT ME
ヴィオラレポーター Chisa
ヴィオラレポーター Chisa
ヨガインストラクター歴3年。 お花と猫とアロマが好き。講座の雰囲気や情景が浮かぶ文章を書くことを心がけています。