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出産後の体の回復にはどれくらい時間がかかるの?出産後の女性の体について理解しておこう!

妊娠中、赤ちゃんの洋服をたくさん買ったり、生まれてきた赤ちゃんの環境を色々整えてる方も多いと思います。
ただ、赤ちゃんの事ばかりに意識が向いて、お母さんの体の事がおざなりになっている、という事はありませんか?

妊娠中、産後、という期間は女性の一生の中でもとっても特別な期間で、出産前から産後の事を考えて、母体のケアを行っておくことがとても大切です。
出産前にしっかりと理解しておけば、健康で快適な産後ライフを過ごすことができると思います!

みなさんはご自身の体の事をどれだけ理解できていますか?
産後のお母さんの体に向けて何か準備は行えていますか?

そんな言葉にどきっとしてしまった方に向けて、本記事では出産後の体に関する事を解説していきます。

出産後の女性の体について理解しよう

産褥期(退院後~1ケ月)

妊娠・出産という人生の中でも大きな仕事を終えた女性のからだは、大きなダメージを受けています。
赤ちゃんを宿しておく為ホルモンを始めとするからだの多くの変化は産後もまだ続いているのです。
会陰や産道には細かい傷が残っていて、子宮は6~8週間かけてゆっくりと回復していきます。
子宮からは悪露(おろ)の分泌がしばらく続き、赤ちゃんのベッドであった胎盤がはがれた傷もまだ残っています。
また、出産直後の骨盤は交通事故で車とぶつかったくらいの衝撃を受けています。
赤ちゃんが産まれて「からだが軽くなった!」と感じても、妊娠前よりも増えた体重やお腹のたるみはすぐには戻りません。
からだの中も見た目も妊娠前とは全く異なります。

そして、授乳時間も定まらず赤ちゃんの生活リズムが定まらないのでママも寝不足になります。
赤ちゃんが眠っている時間はママも眠れるような環境づくりがとても大切です。
周りの元気な人たちの行動にママや赤ちゃんが振り回されないような配慮が必要です。

回復・調整期(1ケ月検診後~約3ケ月)

お祝いムードも落ち着き、ほとんどの時間を赤ちゃんと1対1で過ごす期間です。
1ケ月検診を終えて、母体に問題なしと言われてもまだまだママのからだは本調子ではありません。
妊娠すると様々なホルモンがからだで作り出されますが、その中に全身の靭帯をゆるめるレラキシンというホルモンがあります。(骨盤の靭帯もゆるめるので赤ちゃんが産道を通りやすくなります)
このレラキシンの値は、産後3ケ月間が最も高くなります。 
関節が不安定になりやすく恥骨結合が痛む場合もあります。ママと赤ちゃん2人だけの時間が続くことで孤独な気持ちになったり、周りの情報に不安を抱いたり…と心身ともに不安定になりがちです。この時期に心とからだを上手に調整し、赤ちゃんが動き始めた頃には一緒に動けるからだの準備をしていきましょう。

ボディメイク期(約4ケ月~)

抜け毛や肌あれ、肩こり、腰痛、慢性疲労 等々…。育児に少し慣れたころに、色々な不調が出始める時期!
ニコニコと笑う赤ちゃんは周りの人を幸せな気持ちにしてくれます。
ママも育児に慣れて楽しい反面、からだの不調も現れてくる時期です。
抜け毛や肌あれ、肩こり、腰痛、慢性疲労 等々…。
赤ちゃんの成長状態が気になったり、家族・周囲との付き合いで悩んだりすることもあるでしょう。
体力が順調に回復していれば、様子を見ながら運動習慣を身につけていくことが大切です。
からだを動かすことによって血液の流れが良くなり自律神経が整います。
それによって、からだと心のバランスも安定してきます。
半年を過ぎると、人によっては授乳の終了や月経の再開など妊娠前へとからだも大きく変化します。子育てに奮闘する毎日が始まりますが、定期的に婦人科の検診を受けることも必要です。
ママのからだのケアは家族や周囲のためでもあるのです。

産後の過ごし方

産褥期(退院後~1ケ月)

産後の1ケ月というのは、その先元気に育児をしていく為にとても大切な期間です。
基礎体力を取り戻すためには「十分な休息」と「身体に向き合う時間」がとても大切。
それでも、授乳時間も定まらず赤ちゃんの生活リズムが定まらないのでママも寝不足になります。
赤ちゃんが眠っている時間はママも眠れるような環境づくりがとても大切です。
周りの元気な人たちの行動にママや赤ちゃんが振り回されないような配慮が必要です。

体を休める事が大切な時期。それでも、新しい生活に苦戦をする時期ですが、「産後1ケ月の過ごし方が、その後の人生や更年期にまで影響する」といっても過言ではありません。
この時期は「床上げ」をせず基本的に布団の上で横になって過ごすようにしましょう。
スマホや読書などで眼を使いすぎるのも、骨盤のこわばりを招き身体の回復の妨げとなります。
この時期は、動きすぎたりせず外出も控えましょう。

回復・調整期(1ケ月検診後~約3ケ月)

少しづつ散歩などをはじめ、外の空気を吸い始める時期です。
いわゆる「床上げ」もすみ、家事等の周りのサポート態勢も急に離れていきます。ママと赤ちゃん2人きりで過ごす時間は、初めてであればあるほど頑張りすぎて不安になったり悩んだりしてしまいます。
出産で仕事を離れた場合はとくに、社会から取り残されたような寂しさを感じたり。
赤ちゃん連れで外出できるようになったら、散歩など家の外に出て気分転換をしましょう。
ママの気力、体力回復には周囲の人たちの理解が重要です。産褥期同様、家事・育児のサポートをいつでも頼めるよう、産後ママへの見守りが大切です。

ボディメイク期(約4ケ月~)

効果をあせらず正しくからだを引き締めていきましょう。
妊娠前の体型に早く戻したいのはやまやまですが、あせってハードな運動をしたり無理をするのは逆効果です。ホルモンバランスも含め、まだまだからだの中は回復の途中です。
骨盤底筋群やお腹まわりのインナーマッスルに働きかける運動を取り入れましょう。
体型にすぐに効果が表れなくても、姿勢が良くなっていたり腰の痛みが緩和されたりと、何かしら変化はあるはずです。赤ちゃんと一緒に遊びながら筋肉を鍛えられるエクササイズも良いでしょう。
姿勢を整え正しく筋肉を使うことで、妊娠前や妊娠中にあったからだの不調改善の効果も期待できます。
また、運動習慣を身に着けることはより良い更年期を迎える準備となります。

 

 

ピラティスを通して、産後の女性の健康を考えてみませんか?
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