ピラティスを続けていると効果を実感し、その感動を伝えたいと感じはじめる方も多くいらっしゃいます。
しかし、いざピラティスの資格取得を考えはじめると、
「興味があるけれど何から始めていいかわからない」
「ピラティスの資格は種類が多くどれをとっていいかわからない」
といった悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、耳にすることも多い「FTPピラティス」の資格について取得するメリット、コース内容や難易度などを解説します。
ピラティスの資格ってなにがあるの?
ピラティスの資格は大きく2種類あります。
ここでは、「マットピラティス」と「マシンピラティス」に関してそれぞれ解説します。
マットピラティス
マットの上で行うピラティス。
日本ではこのマットピラティスの方がスタジオレッスンとしてよく利用されています。
基本的にはマットの上で体だけを使って行われますが、ピラティスボールやセラバンド、ピラティスリングなどの道具を使うこともあります。
ピラティスで使用するマットはヨガで使用するものに比べると厚手のものです。
ピラティスは体幹を鍛える、骨盤を整えたり、しなやかな筋肉を作る事ができ、マットピラティスはご自身の体重のみで行うため、マットを離れてからの体幹の整った綺麗な姿勢をキープすることができます。
その反面、ご自身の体のみで行うので、理解するまで難しさを感じることもあります。
大きな道具が必要ないため、スタジオや公民館などでもクラスが開かれていることが多くあり、需要が高いといえます。
自宅でも気軽に取り組めるのも魅力の一つ。
ピラティスの資格取得を検討している方はマットピラティスのインストラクター資格をはじめに検討するのがおすすめです。
今回紹介する団体、FTPピラティスはマットピラティスインストラクター養成に特化した団体です。
マシンピラティス
マシンピラティスはピラティス専用マシンを使って行うピラティスのことです。
マシンを使うことで初心者の方でも簡単に取り組め、約600種類と幅広いエクササイズができます。
一方、マシンが必要になるため、マットピラティスに比べてピラティスのレッスンを行う場所が限られるというデメリットがあるのも事実です。
また、マシンピラティスの資格をとるためにはマットピラティスの資格を先にとっておく必要があるので注意しましょう。
FTPピラティス
FTPとは「Fit to Perform」の略称。
1991年にイギリスのロンドンで設立されたフィットネスの教育団体です。
ピラティスの資格はさまざまな団体で取得ができますが、FTPでピラティスの資格を取得するメリットを解説します。
FTP JAPAN
FTPが認可する日本のトレーニングセンター。
2000年よりピラティスを中心にFTPプログラムの提供を始め、ピラティスにおいては現在までに約5,000名以上のインストラクターを養成している。
ピラティス以外にもバレトン、バーワークスなどフィットネスに関わるさまざまなプログラムの提供が可能。
全国各地にFTP Pilatesアカデミーがあり、アカデミーに在籍しているトレーナーによって養成コースが開催されています。
FTPピラティスのインストラクター資格を取得するメリット
FTPピラティスは、マットピラティスに特化している点が特徴です。
ピラティスでは34の基本のエクササイズがあり、そのエクササイズを2つのコースに分けて、初心者向け・経験者向けとわけ、しっかりと学ぶことができます。
また、取得期間が短く、受講費用が安価な点も魅力です。忙しい方も取得しやすい資格といえます。
FTPピラティスのコース
FTPピラティスのコースはおもに以下の3つがあります。
①FTPベーシックマットピラティス養成コース
②FTPベーシックマットピラティスプラス養成コース
③FTPマタニティピラティス養成コース
ここではそれぞれのコースについて詳しく解説します。
①FTPベーシックマットピラティス養成コース
初心者向けにピラティスを教えるスキルが身に付くコース。受講資格は特になく、誰でも受けられます。
基本技術や指導方法などが学べる基本コース30時間と試験(筆記・実技)を完了することで資格取得ができます。
ピラティスの資格取得を検討している方はまずはこのコースを選択しましょう。
②FTPベーシックマットピラティスプラス養成コース
ベーシックの資格からより深く学べる養成コース。
エクササイズのバリエーションを増やせ、リラクゼーションからスタンディングピラティスなどさまざまなシチュエーションで対応できるピラティスが学べます。
基本コースの24時間と試験(筆記・実技)に合格することで取得ができます。難易度の高いエクササイズも習得したい方におすすめです。
また、FTPマットピラティスベーシックの資格を保有していることが受講資格として定められているので、注意が必要です。
③FTPマタニティピラティス養成コース
妊娠中の方や妊娠後の方に向けたピラティスを指導するスキルが得られるコース。
基本コース24時間と試験(筆記・実技)を受験することで取得ができます。
必ずしもFTPで取得したものでなくてもよいですが、マットピラティスインストラクター資格(30時間以上履修し最終試験があるもの)を保持していることが受講資格です。
FTPピラティスってどんなことを学ぶの?
ここでは、FTPピラティスで具体的にどのようなことを学ぶのかカリキュラムをみていきます。
FTPピラティスのカリキュラム内容
FTPピラティスで受講が可能な3つのコースそれぞれにどのようなカリキュラムがあるのか解説します。
(FTP ピラティスの公式ページを参照しています。)
参照:https://ftpjapan.amebaownd.com/pages/2331145/page_201810181135
①FTPベーシックマットピラティス養成コース
ピラティスの基本を学べるカリキュラムです。
・ピラティスの歴史
・ピラティスの法則
・ピラティスの用語
・姿勢分析
・機能解剖学
・ベーシックエクササイズ
・指導練習
・クラスデザイン
②FTPベーシックマットピラティスプラス養成コース
応用的な内容を学ぶカリキュラムです。
・動作のコンセプト
・リラクゼーションとリリースエクササイズ
・ベーシックピラティスプラスのエクササイズ
・ピラティスの歴史的記述
・クラスデザインについて
③FTPマタニティピラティス養成コース
妊娠中の女性や帝王切開後の女性、授乳期間中の女性でも可能なピラティスを学びます。
・動作の理念と妊娠
・エクササイズ選択時の考慮事項
・出産後の考慮事項
・帝王切開後のエクササイズ手順
・妊娠中におけるピラティスエクササイズ
FTPピラティスの試験って難しいの?
これまでFTPピラティス取得のメリットやコース内容を解説してきました。
FTPピラティスでは、受講を終えれば資格が取得できるわけではなく、筆記と実技による試験を受け、合格する必要があります。
ここでは、試験についてみていきましょう。
FTPピラティスの試験内容
FTPピラティスの試験は筆記と実技で構成されています。
試験内容や合格基準は非公開とされています。
コースの中でエクササイズをしっかり学び、指導練習の時間やクラスデザインの時間もありますので、授業の中で学んだ事をしっかりと復習し、体得しておけば合格できる内容になっています。
難易度
講義を受けていたからといって必ず試験に通るわけではなく、自分で練習を重ねる必要があります。指導者コースですので、体の仕組み(解剖学)など聞きなれない言葉も出てきます。
コースの中でしっかりとポイントを伝えていきますので、しっかり復習することが大切です。
再試験制度やスクールによっては、フォローアップ制度を設けているスクールもあるため、事前にスクールについて調べ安心して通える環境を整えて学びを始めることをお勧めします。
まとめ
FTPピラティスは、マットピラティスに特化したピラティスの資格です。
基本的なものを学べるコースからアドバンスコース、マタニティコースなどさまざまあるため、ご自身が学びたいものを見極めてみてください。
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