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ヨガインストラクターが指導で意識したい言葉遣いとは? | 現役ヨガインストラクターの声を紹介!

ヨガインストラクターは、ヨガのアーサナが美しくできるだけではなく、生徒がヨガに集中できるように指導する必要があります。

中でも、ヨガインストラクターのレッスン中の言葉遣いはとても重要で、生徒にヨガを理解していただくための大切なポイントであり、心身に影響を与えることもあります。

 

この記事では、これからヨガインストラクターになりたいと考えている方、また、ヨガインストラクターになりたてでどうやって指導したらいいのか困っている方のために、現役ヨガインストラクターがレッスン中に役立つ言葉遣いについて解説いたします。

 

ヨガインストラクターによって言葉遣いはバラバラ

ヨガインストラクターのレッスン中の言葉遣いには、”これ”といった正解があるわけではなく、ヨガインストラクターによって言葉遣いはバラバラです。

しかしながら、人と言葉の間には相性があります。ヨガインストラクターによっては生徒ごとに言葉遣いを変える人もいるほどです。

なので、様々な言葉遣いを試していきながら、あなたと生徒にとって一番しっくりくる言葉遣いを少しずつ身につけていくといいでしょう。

 

例えば、ヨガレッスンの締めの言葉も以下のようなバリエーションがあります。

  • 「自分自身にお辞儀をしましょう」
  • 「こうやって自分と向き合える時間を取れたことに感謝をしましょう」
  • 「ナマステ」とお礼を言う
  • マントラを唱えるなど・・・

 

どんな言葉遣いでも良いのですが、現役の人気ヨガインストラクターが指導に役立つ言葉遣いのポイントを、次の章で紹介します。

 

 

ヨガの指導に役立つ言葉遣いのポイント

ヨガの指導に役立つ言葉遣いのポイントを4つ紹介していきます。

  • シンプルな言葉や表現で相手に伝える
  • 「えーと」「あのー」などの言葉をできるだけ言わない
  • 声のトーンやボリューム、スピードを意識する
  • 「〇〇です」「〇〇しましょう」と言い切る言葉と「〇〇ですか?」と生徒に問いかけるバランスを考える

それでは、1つずつ詳しく解説していきます。

シンプルな言葉や表現で相手に伝える

ヨガ初心者は、一度に意識できる事柄はそんなに多くありません。

たくさんの指示を出すのではなく、1つのアクションに1つもしくは2つぐらいのシンプルな表現にして、意識してもらいたいポイントを生徒と共有することが大切です。

 

出来るだけわかりやすい表現で生徒にヨガを伝える事が大切で、わかりにくい表現だと生徒が迷い、自分のヨガが出来ないと感じてしまいます。

レッスンに来る生徒の中には、「自分は体が硬いし、ヨガをしたことがないから不安だ」と心身ともに緊張している人もいます。

そんな緊張をしている生徒にわかりやすい表現で伝えることで、自信を持っていただいたり、ヨガって楽しいと思っていただくこともヨガインストラクターとして重要なポイントです。

「えーと」「あのー」などの言葉をできるだけ言わない

インストラクターを始めたばかりの時は、「指導」にまだ慣れていないため、指導している間に迷いがでて「えーと」「あのー」などの言葉が口から出て来やすいものです。

これらの言葉がありすぎると、生徒は無意識に不安を覚えたり、集中できなくなってしまう恐れがあります。

言葉遣いに迷いが生じた時、必要以上に「えーと」「あのー」などの言葉を使わないように事前の準備がとても大切です。

声のトーンやボリューム、スピードを意識する

生徒の気持ちがリラックスするか高まっていくかは、ヨガインストラクターの誘導次第で大きく変わります。

リラックスをするためには、ヨガインストラクターが一方的に大きな声で話すのではなく、声の大きさやスピードを考えて言葉を発することも大切です。

 

ヨガインストラクターになりたての場合、早口になってしまったり、ゆったりとした時間が耐えられない!という方もいるかもしれませんが、あくまでも来てくださっている生徒のための空間です。

落ち着いて、しっかり生徒と向き合う時間を作りましょう。

「〇〇です」「〇〇しましょう」と言い切る言葉と「〇〇ですか?」と生徒に問いかけるバランスを考える

「〇〇です!」「〇〇してください!」とレッスン中のすべての言葉が言い切った口調になってしまうと、クラスの雰囲気が厳しくなりすぎます。生徒はヨガが楽しいと思えないかもしれません。

逆に「〇〇ですか?」というような問いかけばかりになるとしっかりと伝えたいポイントがボヤけてしまい、生徒は何をしたら良いのか迷います。

 

だからこそ、この言い切りと問いかけのバランスが大切なのです。

生徒が、程よく自分の感覚で動き楽しいと思ってもらいながらも、大切なところは言い切ることで正しい体の使い方を知ってもらう。

このバランスが取れていれば、生徒は「またあのクラスに行きたい!」と思うのです。

 

生徒としっかり向き合い、反応が良い言葉遣いと反応が悪い言葉遣いをレッスン後にノートなどにメモしておけば、自分や生徒に相性の良い言葉が集まっていくでしょう。

 

実際にヨガインストラクターがレッスン中に言葉遣いで気をつけていること

実際に現役で活躍しているヨガインストラクターが言葉遣いで気をつけていることや意識していることを聞いてみました。

志穂先生
志穂先生

私は日頃、ヨガインストラクターコースも担当しているため、お客様もコースの受講生と、一般的に趣味で通ってくださっている方と混ざったクラスを教えることもあります。

ヨガの知識の差も多いため、言葉選びはとても大切にしています。

どんな背景を持っているお客様にも、基本的に自分より年上の方には敬語で、年下の方にも慣れるまでは敬語でお話ししています。年下の方や同じ年代の方には慣れてくれば徐々に敬語を外していきます。その方が親近感が湧くかなぁーと思うからです。

レッスン以外の時間のお客様とのコミュニケーションの時の言葉使いまで意識をしていくことも大切だと感じます。

yumi先生
yumi先生

ヨガといっても、専門スタジオやフィットネスジム、動画でヨガも最近は普及してきていますね。

私は、せっかくお客様がスタジオまで足を運んでくださっているので、ヨガの本やDVDで良く聞くまとまったキレイなインストラクションではなく、自分の言葉で伝えるように気をつけています。ちゃんと、お客様に思いが伝わるように意識しています。

過去の経験から言葉のトーンやボリュームでこんなにお客様の反応が違うのかと感じたこともありますし、今でも言葉選びだけではなく、音量とかにも気を付けています。
また、大切なことは押し付けないこと。
言葉の伝え方1つで、お客様を傷付けることがあります。
伝える時は、選択肢を与えて、こちら側は提案するように意識しています。

現役ヨガインストラクターも失敗を重ね、色々な経験からポイントを見出しています。実際にインストラクターに失敗談も聞いてみました。

ヨガの指導を始めた頃、指導者育成コースのテキスト丸暗記のようなフレーズでしかクラスを行うことが出来ず、リラックス系のクラスではないのに、何人ものお客様が退屈そう、眠そうにしていた経験があります。

クラスの中で、同じ言葉を何度も繰り返してしまうことが多いです。同じ言葉を繰り返すとお客様にはその言葉が頭に残るので、言葉のバリエーションが足りなかったな。と思う事があります。

ヨガ指導を始めたばかりの時は、ポーズを伝えることや時間通りに終わらないと!という事ばかりを意識していて「言葉」まで意識する余裕はありませんでした。

指導に慣れてきたころにお客様に「先生の声大きいから、沢山動くクラスにしたら面白そう!」と言われて、私の声大きい!?と初めて気づいて、言葉や声も大切なんだと気づかされました。

これからヨガインストラクターとして活動したいと思っている方。なかなかお客様がついてくれないな。と感じている方!ぜひ参考にしてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

ヨガのアーサナが好きでヨガインストラクターになる方は多いですが、インストラクターになればアーサナをするだけではなく、言葉で生徒を指導していく必要があります。

正解があるわけではないからこそ、工夫して改善していくことが大切でしょう。

ぜひ、この記事を参考に、生徒に上手に指導できるヨガインストラクターを目指してください。