皆さんは『般若心経』の内容を知っていますか?
私は、考えたことありませんでした。
写経もしたことありますが、もちろん意味など分からず、精神集中の一環として、、、、
午前の哲学WSの内容に関わる内容も被らせて話してらっしゃる部分もあったのですが、午後のWSは英語の授業を受けているような感覚でした。
翻訳説明は、長くなってしまうのでここには書かないでおきます。
興味のある方は、ネット検索したらすぐ出てくるので調べてみてください!!
サンスクリットの般若心経は、ロックである!という内容から始まります。
簡単に言うと、釈迦の言っていることを冒とくしているような内容であり、プラジュニャーパーラミターと言う女神だけはリアル(実在)であり、この女神だけを信じよ!
的な内容になっています。
この内容がわかりやすく表現されているのが、実はなんと!!!!
ジョン・レノンがビートルズを解散後に作曲された『GOD』という曲です!権威を潰して実在するリアルしか信じない!という様な内容に、当時はかなりセンセーショナルな歌詞でとても話題になったようです。
「神なんて物差しさ!・・キリストも信じない!・・ブッダも信じない!・・バガヴァット・ギーターも信じない!・・ビートルズも信じない!おれは俺だけを信じる!ヨーコとおれだけを それだけがリアルだからだ」
すごいストレートで、衝撃的な歌詞ですよね!!
伊藤先生は、この曲でバガヴァット・ギーター(ヒンドゥー教の聖典)を知り、後にヨーガの世界に進まれていきます
また、ビートルズのメンバーの一人、ジョージハリスンはクリシュナ派の人で、ライブ中でもマントラを唱えていたようで、メンバーとよく揉めてたようです。
山で修行をしていたお釈迦様の弟子の一人が弟子であった観音菩薩に智慧(正しく物事を認識し判断する能力のこと)」を完成させたい時にはどうしたらよいかと尋ねたことがきっかけで、観音菩薩に五蘊(人間の精神的部分と物質的部分を五つの要素に分けた考え方)を説法しているのが般若心経です。
この考えを数百年前から大乗仏教が伝えてこようとしたのですが、なかなか難しい考え方であり長年伝わらなずにいるため、イメージ図を用いて伝えるようになってきたようです。
仏像によっては、装飾が沢山ついているものを見たことがあると思います。
あれは、ただのおしゃれではなくちゃんと装飾する意味があったのです!!!
智慧を完成させるためには6つのルールを実践する必要があり、
①布施 =ネックレス ② 持戒 =アンクル ③ 精神 =腰飾り
④ 忍辱 =イヤリング ⑤ 禅定 =ヘア飾り ⑥ 般若波羅蜜多 =おでこの飾り(白毫)
①〜⑥を身につけることで、マントラを唱えたと同じ効果があるとされて装飾をしているようです。
般若心経の翻訳の解説が全て終わる頃には、またまた????が沢山ついた状態になっていましたが、最後の30分は実際に実践してみようとことでマットに移動。固まってしまった頭がリフレッシュできるかな〜とワクワク。
般若心経の最終節にギャーテー、ギャーテー、・・・・・・という部分があると思いますが、ここは本来のサンスクリット語読みでは、ガーテー、ガーテーなのです。
このガーテー、ガーテー・・・の部分は全て2音節であり、2音節内で吸う吐くを行います。この部分を108回くり返し、最後にスワーハー!で終了です。
実践したのは、先生がマントラを唱えてくださり、ガーテーの所から先生の唱えに合わせて呼吸を108回行いました。 たまに、意識がとんでしまう方も過去のWSでいた様で、本気でやりすぎないようにと注意があり、始まりました。
マントラを唱えられている先生はお坊さんのように見えてきて、皆さんとても集中して呼吸を合わせておられました。私は写真を撮りながら途中途中参加したのですが、何度も呼吸のペースが崩れすごく難しかったです。
マントラの効果を発揮させるためには
- マントラを唱える人物
- マントラの意味
- マントラを唱えられる対象物(神)
この3つがはっきりとした上で唱えなければ、効力はないそうです。
日本人にも馴染み深い般若心経ですが、意味を考える際に何を参考にするかですが、日本とインドの般若心経の翻訳内容は異なっているようです。
日本では、玄奘三蔵(唐代の中国の訳経僧)が訳したものが読まれおり、本来の経題名は『般若波羅蜜多心経』という。
ご興味ある方は、是非色々な参考文献を見て意味合いを知り得て見てください。