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ヨーガ哲学とは?カルマヨーガとは?(ワークショップレポート)

スワミジ(Swami Yogeshananda(スワミ ヨゲシャナンダ)先生)による「ヨーガ哲学とは マントラとは」のワークショップに参加しました。
この講座では、インドのタミルナード州 出身で、哲学、サンスクリット語学者のスワミジ(「スワミ」は精神の精通者、「ジ」は、 日本語でいう「さん」とか「様」の意味だそうです)が、難しいと思われがちなヨーガ哲学 についてユーモアを交えながら、実生活に取り入れやすいように分かりやすく説明してくださいました。

まずクラス前のお祈りの祈りを唱え、「ヴェーダとは何か、ヨーガ哲学とは何か」 についてのお話が始まりました。

通訳が入っているクラスなのですが、かなり長い間止まらずにお話を続けられたので、限られた時間の中で出来るだけたくさんのことを伝えたいというスワミジの熱い思いが伝わってきました。
通訳の山本さんもその熱い思いを漏らさず、日本人に分かるように解説も含めて訳してくださったので、難しい内容もスッと頭に入ってきて英語に圧倒されていた参加者の方も一安心でした
(もうちょっと短く切ってねと指摘されたときのスワミジの顔がとてもキュートでした!)

ヴェーダとは何か?ヨーガ哲学とは何が違うのか?
という点を今まであまり深く考えたことがなかったので、これらをしっかりと理解することができました。
最近では、ヨーガ哲学を学ぶ機会やWSも増えていますが、ヴェーダとヨーガ哲学の言葉の意味を知ることはとても大切だと思いました。
言葉は私たちが日常でコミュニケーションを図るツールであって、言葉の間違った使い方や、言い方によって、誤解が生じたり、間違って認識してしまうことは多々あります。なので、ヴェーダとは何で、どのように人々は受け取って、どのようにして現代に残されたのかを知ることができた点は、とても興味深い点でした。

同様に、ヨーガ哲学はどのようにして残されているのかも、はっきりとしました。
スワミジは、「日本や、諸外国で最も親しまれているヨーガ哲学はパタンジャリのヨーガ・スートラだと思うよ」とおっしゃっていましたが、確かにヨーガ・スートラは、TTを受けたことのある人や、ヨーガの練習者なら、聞いたことはあるとは思うので、どこの国でも親しまれている書なのだな、と思いました。

ヨーガ哲学の話に区切りがつくと、続いてカルマヨーガの話に入りました。

スワミジ
スワミジ
「カルマヨーガとは、予測をしないで行う行い、無私の行いなどと言われますが、予測をしないで行う行いってある?」

スワミジがと私たちに質問を投げかけました。

今まで、ヨーガ哲学の勉強は、読む、聞くというのがメインだったのですが、今回のWSでは考える、ということが多かったと思います。聞いたことをメモしたりすることも、もちろん意味はあると思いますが<それは勉強した>という感じですが、まずは考える、というのは、<より深い理解につながる>と思いました。

そこで、予測をしないで行う行いがあるのか?と自問してみました。一歩深く踏み込んで考えると、予測をしないで行う行いはない!!と思いました。
私達は、忙しい日常の中で、あまり深く考えず、機械的に行動をしてしまうことが多いですが、その中で「うまくいかない」とか「これをやったら誰かに怒られる」というような行動はめったにしないはずです。無意識の中にも「これをやったらよい方向に進む」とか「これをやらなくては誰かに迷惑がかかってしまう」など予測をしているのです。
なので、予測しないで行う行いというのはないのです。

スワミジのカルマヨーガのお話は、「まずは考える
そして「日常生活の中でどのようなシチュエーションがあるのか
その時に「カルマヨーガの姿勢でどのように対応するのか」という説明だったので、とても面白かったです。
ヨーガ哲学のクラスは難しい、眠くなる、高尚すぎる、苦手という人にとっても、日常生活の中でのカルマヨーガのお話は、今すぐにでも取り入れられるレベルだってので、やってみよう!という気持ちになった方も多かったと思います。
日常生活の中で、カルマヨーガは衝撃吸収材とおっしゃっていましたが、まさにカルマヨーガの姿勢で生活することで、ストレスはだいぶ解消されると思います。
このような学びは、現代人にはとても必要な教えであると思います。

ヨーガというと身体を動かしてポーズをとることをヨーガと思っている方も多いと思いますが、スワミジはヨーガは生き方とおっしゃっていて、まさにそうだと思いました。身体を動かすことはヨーガの一部でしかない、ということを知り、ヨーガの世界の奥深さをさらに実感しました。

カルマヨーガについて、ヨーガスートラとバガヴァッドギーターでは、それぞれどのように説明されているのかについてのお話になり、どちらでも、カルマヨーガが重要と考えられているのは、カルマヨーガを実践することによって、心を平 等でバランスの取れたものに保つことができ、穏やかで静かな状態にできるからだそうです。

ヨーガの実践では、身体だけでなく心も取り扱うため、何があっても心の平和を保つというのはヨーガスートラでも重要とされていますよね。
2時間のワークショップは、スワミジの気さくな人柄とユーモア溢れる説明で、哲学という 難しい内容にも関わらず、参加者の皆さんはとても楽しんでいらっしゃいました。

最後の質疑応答では、カルマヨーガとクリヤーヨーガの共通点について再度確認する質問があり、最終的なゴールは同じだけれど、方法が異なるとのスワミジの説明でみんな「なるほど〜」と納得されていました。

参加者の方に感想を聞いてみたところ、以下の声がありました。
「ヴェーダ成り立ちやバガヴァッドギーターとヨーガスートラの関係など、あいまいにし かわかっていなかったことが整理された」
「英語であっても、簡単な単語を使ってくれるのと、身振り手振りで説明してくれたので内 容を想像できた。また、通訳がとてもわかりやすく、内容が頭にすっと入ってきた」
との感想をいただきました。

最後は、普遍的な平和の祈りのマントラを皆で唱えてワークショップは、終了しました。

ヨーガ哲学は、聞き慣れない言葉が多いこともあって、本を読んだり習った直後にはわかっ たつもりになっていても、後から何だっけ?と思うことが多いのですが、繰り返し学んでい くことで少しずつ点と点が線になっていく感覚が出てきています。
そして何より実践が大切だと思いました。学んだことを、知識として頭に入れておくのではなく、様々な状況でいかに実践できるかがヨーガの学びであるのだと思いました。

バガヴァッドギーターとヨーガスートラといった本を読んで慣れていくのもいいし、ヴィ オラでは、養成コースで学べるのはもちろん、このようなワークショップでも色々な先生か らヨーガ哲学を学べるので、これからも少しずつ学びを深めて、実践していきたいなと思いました。

 

 

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ヴィオラレポーターNori
ヴィオラレポーターNori
ヨガとピラティスを楽しんでいます。ワークショップの雰囲気や感動が伝わるレポートをお届けできればと思います。