ヨガの知識を深めたい!ヨガインストラクターになりたい!
そんな方は一度は目にしたことがある「RYT200」
RYT200ってどんな資格?
取得は難しいの?
RYT200とは、ヨガのインストラクターを目指す人たちにとって一番有名な資格であり、ヨガインストラクターの代表的な資格の1つです。
ここではRYT200の取得を検討されている方に、RYT200の必要性や資格取得の難易度、流れ、そして実際に資格を取得された方の声をご紹介していきます。
Contents
RYT200って本当に必要?
そもそもRYT200とは?
RYT200という資格を発行している団体は「全米ヨガアライアンス」という1990年代にアメリカで設立された団体で、ヨガスクールや講師の基準を設定した団体。
世界中の人達が、ヨガを高品質かつ安全に行い、公平な教育を受けられることを目指している団体です。
RYTとは・・・
Registerd Yoga Teacherの略で、日本語にすると「登録ヨガティーチャ-」という意味。ポーズ・解剖学・ヨガ哲学・呼吸法・瞑想法・ヨガ指導法等を200時間かけて学び取得できる資格が「RYT200」となります。
世界的に有名なヨガの資格で、日本だけではなく世界中で通用するヨガの資格と言えます。
ヨガ業界におけるRYT200の必要性
「RYT200という資格は、ヨガインストラクターを目指すのであれば必要なのか?」
「はい。必要です。」
「いいえ、必要ではありません。」
・・・どちらも答えです。
「ヨガを教える場合、資格がないと教えれないのか?」と聞かれると、国家資格ではないのでRYT200という資格は必要ではありません。
そして、資格を持っていなくても素晴らしいインストラクターは沢山います。
生徒もRYT200をもっているから、素晴らしいインストラクターと評価することはありません。
では、ヨガを教え始める時に、「安全にわかりやすくポーズについて伝えること」はできますか?
体の仕組みやポーズの成り立ち、クラスの組み方などを知らないとインストラクターとしてのお仕事は成り立ちません。
RYT200という資格は、体の仕組みやポーズの成り立ち、クラスの組み方の方の他にも、呼吸法や指導実習などを通して、安全にわかりやすくヨガを伝える方法を学ぶため、ヨガインストラクターになるための近道と言える資格になります。
現在、日本には沢山のヨガスタジオがあります。
ヨガインストラクターは、お仕事を探す際に「オーディション」という面接&実技試験を受ける事になります。
このオーディションを受けるために事前に履歴書を送ることもありますが、RYT200という資格があれば安全にヨガを指導できる人という判断基準にしているスタジオも少なくありません。
お仕事を得るための「オーディション」
そのオーディションに行く前に履歴書で落ちることもあります・・・
しっかりヨガを勉強し、安全にヨガを伝えれるインストラクターと証明するためにもRYT200という資格は有効な資格と言えるでしょう。
RYT200取得者の生の声
~Yumiko先生~
RYT200はヨガの由来や哲学を始め、アーサナをとる時の身体の使い方や呼吸法、クラスの構成など、指導する上での基礎的な知識を学べるものだと思います。
また、安心してレッスンを受けられるインストラクターさん、というお客様の判断材料の一つにもなっていると思います。
資格取得後2ヶ月で指導を始めましたが、今でもRYT200のテキストやレポートを見直して、レッスンに活かしています。
安全にそして効果的に、ヨガをしていただきたいので、基礎は何度も確認しています。
実際にレッスンすると、人それぞれ骨格や身体の状態に個性があるので、習った通りにいかないことがたくさんあります。
軽減法も取り入れながらポーズにバリエーションをつけたり、レッスン構成を工夫したり、足りないところは新たに学んでいったりと、取得後も勉強は必要になってくると思います。
基礎は大切に、でもその基礎をお客様に押し付け過ぎないようにということを大切にしながら、日々楽しいレッスンを心がけています。
~mami先生~
基本的なことから哲学や解剖学など様々な面から学ぶ事ができて、ヨガの奥深さを知りました。
現在ヨガを指導する上でも、自分自身が練習をする上でもRYT200で学んだ知識は基盤となっているので役立っています。
指導を始めてからはより一層ヨガの学びを深めたいという思いが湧き、RYT200以外の知識や、お客様にあった知識を得たいと思い、リンパマッサージなどヨガ以外の勉強をしたり、沢山のヨガの流派の勉強をし続けています。
長くインストラクターとして活躍するためには基盤(RYT200)とプラスアルファの学びがあるといいな。と思っています。
RYT200ってどうやって取得するの?
資格取得の流れ、種類
世界には沢山のヨガスクールがあり、日本も例外ではありません。
RYT200という資格は、RYS(Registerd Yoga School)という全米ヨガアライアンスが認定したスクールが発行する資格。
RYSで学び、試験に合格した後に、全米ヨガアライアンスに登録をしていただく事でRYT200取得者として認定されます。
全米ヨガアライアンスが発行している資格は・・・
RYT200/RYT500/RPYT(マタニティヨガ)/RCYT(キッズヨガ)の4種類。
資格取得の流れはスクールによって違いますが、ヨガ初心者やヨガ経験の浅い方が受ける資格としてはRYT200がお勧めです。
※RYT500は最低100時間の指導経験がなければ取得不可のため、指導経験のある方向けの資格となります。
資格取得にかかる費用
資格取得にかかる費用はスクールによってばらつきがあります。
一般的には、安くて30万円程度、高いスクールになると60万円位が相場です。
スクールによっては一気に200時間をお勉強するスクールもあれば、レベル1、レベル2、レベル3、解剖学、哲学等、バラバラに取得し、全て学ぶとRYT200になります、というスクールもあります。
また、ヨガを学び始めると、学び続ける必要性を感じる方も多くいらっしゃいます。
卒業後も無料で勉強する環境が整っているスクールや復習の勉強会を有料で行っているスクール等さまざまありますので、その時にかかる費用だけではなく、資格取得後にインストラクターとして活動を始めてからもかかる費用や学べるスクールを選択することをお勧めいたします。
RYT200取得って難しいの?
ヨガ初心者でも卒業できるの?
RYT200を受講するための条件はなく、ヨガ初心者から受けることができる資格です。
コース内でしっかりお勉強したら、それほど難易度は高くありません。
ヨガのポーズが完璧じゃないと卒業できないのか?
指導の際にスラスラ指導できないといけないのか?
そんな心配をされる方も多いですが、ポーズが上達しなくても卒業出来るので、安心して参加できる資格です。
ご自身のポーズの上達も目指して、正しい体の使い方、正しいポーズへの取り組み方を学びますので、コース内でしっかり学んでいたら、おのずと上達していきます。
とはいっても・・・
試験についても不安ですよね!
試験の仕方はスクールによってやり方にばらつきがあります。
基本的には、筆記試験と実技試験があるスクールが多く、筆記試験では体のお勉強(解剖学)についてや呼吸法についてなどコース内で学んだ事が試験に出ますので、コースにしっかり参加していたら分かる内容です。
実技試験はスクールによってやり方は違いますが、今まで学んだポーズを見せる、指導しているところを見せる。というスクールが多いです。
それでも不安だなと感じる方や、自信が持てない方は気になるスクールの無料説明会に参加して参加を決めることをおすすめします。
スクールに通っている方の生の声
現在RYT200ヨガインストラクターコースに通っている濱田さんに、RYT200コースを実際に受けてみて思った事を聞きました!
Q.RYT200ヨガインストラクターコースに通う前にヨガをしていましたか?
2週間に1度のペースで1年ほどヨガをしていました。
Q.RYT200ヨガインストラクターコースに通ってみてどうですか?
今までは、ただヨガっぽいポーズをとろうとしてた事に気付きました。
1つ1つのアーサナの中に下半身も上半身も呼吸も全て細かくそれぞれの働きがあって、
とにかく思っていた何十倍も難しい。という事を知れました!
手品の種明かしを教えてもらえてるような感じで毎回毎回の講座が本当に楽しいです!
その分覚える事がどんどん増えていくので大変ではあります。夢にまで出てきます!
そして、コースに通う前は、身体が硬くてストレッチするのも痛くて気持ち良さは感じれなかったのに、知らぬ間にストレッチするのが気持ちよくなりました!あきらかに身体が柔らかくなってて嬉しいです!
Q.RYT200ヨガインストラクターコースの1番楽しい事教えてください。
楽しいことだらけです!
ヨガについて、イチから細かく教えて頂けてる事がありがたくて本当におもしろくて幸せな時間です!
コースを担当している講師皆さんも知れば知るほど凄い先生方で、贅沢な時間を過ごしています。
講座に参加することで出会った同期メンバーとは、練習や情報交換、私の誕生日会もしてくれ、ヨガを通して大切なつながりを感じる仲間になっていきました。
ヨガを一緒に学ぶだけではなく、これからもつながっていたいと思えるメンバーに出会えたことも最高の喜びです。
RYT200取得のスクールを選ぶポイント
日本には多くのRYSがあります。
個人で運営しているスクールや企業が運営しているスクール等がありますが、ご自宅から通いやすい、好きなインストラクターがいる、値段が安い、カリキュラムがしっかりしている、色々な角度からスクールを見てスクール選びをすることをお勧めします。
RYT200は4つのカテゴリーを学ぶように決められています。
時間数も決まっており、スクールによってどんな違いがあるのか、どんな特徴があるのか?分かりにくくなっています。必要な時間は下記です。
テクニック、トレーニング、 プラクティス(練習) |
・ポーズ ・呼吸法と微細な体 ・瞑想 |
75時間 |
---|---|---|
解剖学・生理学 |
・解剖学 ・生理学 ・生体力学 |
30時間 |
ヨガ人文学 |
・歴史 ・哲学 ・倫理 |
30時間 |
プロのヨガインストラクターとして 必要な事 |
・指導方法論 ・指導者のプロとしての成長 ・実習(指導練習) |
50時間 |
上記4つのカテゴリに自由に 割振加算できる時間 |
15時間 |
このように時間数が決まっているので、解剖学だけを100時間学ぶスクール等偏ったスクールはありません。
では、どのようにスクールを選んだらいいの?と悩まれる方も多いと思います。
以下でスクール選びのポイントを解説します。
スクールの違いを見極めるポイント
カリキュラム詳細と時間配分(カリキュラムの違い)
例えば、テクニック、トレーニング、プラクティス(練習)のカテゴリーについて見てみましょう。
テクニック、トレーニング、プラクティスを学ぶのに、75時間の時間が設定されています。
このカテゴリーではポーズや呼吸法のテクニックを学んだり、練習をします。
ポーズも沢山の種類があり、このポーズを学ぶこと、と決まっているわけではありません。
そこで、スクールによって違いが出てきます。
学ぶポーズの数が20種類のスクールもあれば50種類のスクールもあります。
呼吸法もいろいろな種類がありますので、いくつも学ぶスクールもあれば、1種類しか学ばないスクールもあります。
ポーズに時間配分を多くして、呼吸法の時間が短くなれば、必然的にポーズに力を入れているスクール!となります。
このようにカテゴリーわけをされており、時間数も決まっていますが、スクールによって何を重視しているかは違いがあります。
担当講師のレベルの違い
担当講師はヨガアライアンスの規定をクリアしていれば、どなたでもなることが出来ます。
講師のヨガ歴や指導経験、得意分野などは大きく違います。
そして、講師の質でRYT200のコースの質も大きく変わります。
老舗のヨガスタジオには経験豊富な講師陣がいたり、スクールだけではなくスタジオを同時に運営しているスクールにいくと、好きな講師や経験豊富な講師をみつけ、お話をする機会になるので、ご自身にあった講師を選ぶ事をおすすめします。
スケジュールや価格帯
価格帯は-資格取得にかかる費用でも説明した通り、30万円~60万円が相場。
スケジュールも平日、夜間、週末コースなど選択肢があるスクールもありますし、バラバラにスケジューリングしているスクールもありますので、ご自身の生活に取り入れられる無理のないスクールを選択すると、最後まで無理なく学ぶことができます。
コースに通っている間や卒業後のフォローアップ
RYT200を終了した後に、どのようなフォローアップがあるのかも大切なポイント。
時間をかけて学んで頂きますが、卒業後現場に立つと、新たな疑問が沢山生まれてきます。
スクールによっては、コースの復習ができる勉強会や新たな学びができる勉強会をしているスクールもあります。(有料のところも無料のところもあります)
卒業したら、おしまい!
ではなく、ヨガインストラクターとしてデビューした後も学びは続きますのでしっかりとしたフォロー体制が整っているスクールを選びましょう。
欠席した場合の振替などの対応
仕事や子育てをしながらコースに通われる方も多いですし、短くても3ヶ月程度、長くて1年以上かけてRYT200を学ぶスクールもあります。
絶対1度もお休みできない!
となると今のご自身の生活に支障をきたしますので、スクールを選ぶ前にお休みした場合の対応などもしっかり確認しておきましょう。
まとめ
ヨガインストラクターを目指している方やヨガを深めたい方は、RYT200を取得するか悩まれると思いますが、けして安いものではないですので、躊躇することもあると思います。
また、
難しかったらどうしよう・・・
体が固い私にはできないかも・・・
年齢が気になって思いきれない・・・
こんな悩みを抱えている方もいらっしゃると思います。
ヨガアライアンスでは、しっかりとした規定がありますし、
「200時間も勉強するの!???」
と思われるかもしれませんが、講座に通ってしっかりと復習をすれば、試験なども難しいものはありませんので、安心して通われることをお勧めします。
無料の説明会をしているスクールも多くありますので、講師に会ってみたり、スケジュールの確認やサポート体制の確認をしっかりして、ここだ!と思えるスクールがあった場合は、思い切って申し込みましょう。
また、スクールにサポートスタッフがいる場合は、スクールの特徴や講師のレベルなども聞き、しっかりと選択して、楽しく学びのあるヨガライフになるようにしていただけたらと思います。
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