本サイトには、PRを含んでいる場合がございます。

interview

【メンタルケアヨガ】ヨガ指導者として心をケアするヨガに取り組むために必要なこと

メンタルケアのためのヨガ

現在、日本のスタジオで行われているさまざまなヨガは、ポーズに特化しているクラスが多く、特にアシュタンガヨガやヴィンヤサヨガの人気が高い傾向にあります。
また、クラスのテンポが速く、なかなか心に向き合う時間がとれないのも、残念ながら現状です。

ヨガは「他と比べないこと」「今の自分と向き合うこと」とよく言われますが、実際のヨガプラクティスの現場では、もっとポーズが上手くなりたいとの思いから、早く早く!と練習をしている方も多いのではないでしょうか?

ヨガ指導者として心をケアするヨガに取り組む。

メンタルケアヨガを提供するために必要なものはなんなのでしょうか?
メンタルケアヨガ指導者育成コースを担当する遠藤光恵先生に聞いてみました。

メンタルケアヨガの4つのポイント

1つめ、まずはご自身から…
ヨガ指導者の心身のバランスを保つことが大切です。

指導者として当たり前のことのようですが、目まぐるしく変化する社会で、いつもバランスのとれた状態でいるのは簡単なことではありません。
アーサナだけではなく、目的に合わせたヨガライフ(心身のケア)を理解し、指導者自身が日々実践して恩恵を受けていること、元気でいることが大切です。
ヨガ指導者が心身共に元気でなければ、いいヨガクラスの提供はできないのです。

2つめ、ヨガ指導者として、学び続けることの大切さを知りましょう。

ヨガ指導者になってからも学び続けましょう。
ヨガはとても範囲の広い分野です。
アーユルヴェーダとの関係も深いものです。
身体の理解だけでなく、呼吸、心、哲学、瞑想を学び、実践も大切にしていきましょう。

3つめ、お客様を見る力をつけることで、信頼してもらえる指導者でいる事がメンタルケアヨガの指導者として大切です。

指導者としてお客様をみる力が必要です。

ヨガクラスはお客様が指導者をみるための時間ではありません。
お客様自身が自分と向き合い、ケアできる時間にしたいのです。
そのために必要に応じてクラスの前後にコミュニケーションを取りましょう。
長い時間を使うのではなく、まず挨拶の時からお客様をみます。
生徒さんが安心できる指導者でいましょう。
クラスを始める前からコミュニケーションを取ることで、お客様に必要なヨガクラスを提供できることを忘れないでください。

4つめ、優しいヨガ指導者でいることも大切と考えます。

セラピークラスでは、チャレンジポーズやフォトジェニックアーサナなどをあまり行いません。
目的は身体の欲望を満たすことではないのです。

みんなができることから、集中する力を養います。
優しい指導者というのは、つくられた優しそうな雰囲気、とは違います。
深い学びや実践などによって身につく智慧、強い心と関係します。
ギャーナ(ジュニャーナ)ヨガやバクティヨガなどの古典的なヨガの道が助けになるかもしれません。

ヨガが、そして指導者が、お客様を癒す事ができますか?
私は、そうではないと考えています。

ヨガを、指導者を、通じて(つかって)生徒さん自身がバランスを取り戻していくものと考えています。
そのために深い理解(智慧)を学び、バランスを保って伝えていきたいと日々思っています。

まとめ

現代のヨガというと、どうしてもポーズ(アーサナ)に集中し、身体への働きかけに意識が向いてしまいがちです。
ただ、本来ヨガはマインドをコントロールできるように、落ち着かせるために考案され、今日まで実践されているものです。
日本での「健康意識」が高まってきていますが、その「健康意識」も身体に対してです。

「心」に対して健康意識を高めるために、メンタルケアヨガを生活に取り入れる事の大切さをしっかり伝えていくことが、ヨガ指導者として大切です。
そのための「はじめの一歩」として、身体へ集中するのではなく、心の健康に気付かせること。

そのために・・・

  • ヨガ指導者がこころの健康を保つ
  • 本質的なヨガを学び実践し続ける
  • お客様をみる力をつける
  • 優しいヨガ指導者でいる

ことが重要なのではないでしょうか。

また、メンタルケアヨガ指導者育成コースに行き、指導のコツを学ぶことも大切ですが、本来のヨガ指導者としての立場を改めて見つめてみるのはいかがでしょうか?

 

ABOUT ME
ヨガインストラクター遠藤光恵
ヨガインストラクター遠藤光恵
ヨガインストラクター ヨガ ヴィオラトリコロール/ヨガベーシック、メンタルケアヨガ メイン講師 RYT200修了、RYT500修了、インド政府公認校認定ヨガ哲学指導者、ハタヨガ指導者、ヨガセラピー指導者、アーユルヴェーダヨガ100時間修了