ヨガとピラティス
大抵、ヨガスタジオやジムのレッスンスケジュールには、この2つの文字が目立つでしょう。
従来人気のヨガに続き、最近ピラティスも芸能人が写真をアップしたりもしていますね。
ヨガ・ピラティスを始めようとしている方必見、ヨガ・ピラティスの本質・効果の実態を調査しました!
Contents
ヨガとピラティスのちがい
目的 |
・心と体のリラックス ・心と体のセルフコントロール ・内臓機能の活性化 ・筋肉のバランスを整える・強化 |
・怪我などのリハビリ ・怪我予防 ・部位別トレーニング ・引き締めやボディメイク |
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方法 | 呼吸 アーサナ(ポーズ) 瞑想 |
エクササイズ(マット・機械) |
運動タイプ | 有酸素運動 | 有酸素運動/筋肉トレーニング |
ダイエット効果 | 脂肪燃焼に効果的 | 脂肪燃焼と部分痩せ、引き締めに効果的 |
ヨガとピラティスは目的と効果が違う
ヨガもピラティスも両方、皆さんが望む運動不足やダイエット・健康維持にとてもおススメです。
しかし、どっちをすればいいかわらないという初心者の方におススメな選び方は、皆さんのヨガ・ピラティスをする目的で考えてみると良いでしょう。
ヨガの目的と効果ってどんなもの?
目的:心の安定や身体のリラックス・自己コントロールが出来るようになりたい、体質改善がしたい
効果:集中力アップ、姿勢改善、凝り解消、浮腫み解消、体機能の活性化、全身の引き締めなど
ヨガは、深い呼吸をしながらポーズ(アーサナ)をします。
深い呼吸は、身体の隅々に酸素がいきわたり脳までもを目覚めさせます。
深呼吸をすると、身体や気分がゆったりしてスッキリしますよね。
その感覚と同じです。そのため、リラクゼーション効果が高いんです。
ポーズ(アーサナ)身体の重心を正確につかい、姿勢を整え、身体の下半身や上半身、全面・後面をしっかり動かすように出来ています。
ヨガをしてみると、思いがけない体の部分が筋肉痛になることがあります。
今まで使っていなかった、または衰えていた部分まで行き届いた証拠としてあらわれるんですね。
普段凝り固まった筋肉、または普段使わなくなってしまった筋肉をほぐし、正しくポーズをして体を使うことで、「姿勢」や「凝りを改善」となり、全身を整えることができるのです。
すると血流も良くなり、「浮腫み解消」になります。
また、体が整うことで、普段姿勢の悪さや強張った緊張から、動きにくくなっていた内臓が活発に動くようになってきます。
内臓が本来の動きを取り戻せば、不要なものを体の外に出す「便秘改善」や「デトックス」がしっかりできるようになります。
またヨガは呼吸とともにポーズを続けて行うレッスンが多いので、有酸素運動となり「脂肪燃焼」もできる優れものなのです。
ピラティスの目的と効果ってどんなもの?
目的:怪我を治したい、怪我をしにくい体になりたい、気になる体の部分やラインを変えたい
効果:怪我治療、怪我防止、筋肉調整や強化、部分引き締め
ピラティスは、リハビリとしてヨガを参考にしてつくられたトレーニングです。
正しい骨格を意識しながら、骨格の周りにある筋肉をしっかり鍛えます。
骨の周りに筋肉がありますね。
筋肉が、骨を支え、姿勢を整え身体を守っているため、体造りにはとても重要なのです。
怪我は筋肉の弱さやアフターケアが出来ていないこと、またそれぞれの人の体の使い方の癖で起こりやすくなります。
そのためピラティスのエクササイズは、まずは体の癖を正して正しく使い、部位の筋肉とその周りの助けになる筋肉を強くするように作られています。
結果、エクササイズの取り入れ方によってはダイエットトレーニングとして「痩せたい部分」「筋肉をつけたい部分」を筋肉強化により引き締め、またそれにかかわる部分までもをエクササイズすることができるので、体のラインがスッキリ綺麗になります。
もちろん、筋肉がつくことで筋肉量がアップして基礎代謝があがり「痩せやすい身体」になる効果も持ち合わせている効率的なエクササイズです。
ヨガとピラティスのダイエット効果の違い
女性の皆さんが目指す「スラリと引き締まったスタイル」、つまりダイエット=ボディメイクに向いているのはピラティスです。
理由は、スタイルを造るということは、体を形どる筋肉に関係すること。
その直接的に効率よく働きかけるものがピラティスだからです。
もちろんヨガは、呼吸を深くしながら体を動かすので脂肪燃焼になります。
脂肪燃焼をすれば体脂肪は減り、体をスリムにすることはできますね。
ただし、ヨガが本来重きを置いているのは、心と体の繋がりから健康になる「癒し」への働きがけであり、リラクゼーションや心と体の調整、見過ごしがちな自分を見つめて「気づき」からセルフコントロールをしていく、そして幸せや健康になる方法で結果的に体も心も順調になり、ダイエット効果につながるというメカニズム。
しかしピラティスは、骨格の周りにある筋肉を鍛え、リハビリにも使われる分医療的解剖学の根拠をもとに作られているので、効率よく筋肉に働きかけるエクササイズだということ。
つまりプロポーションをよくすることに効果大なのです。
体の使い方を正し、癖をなくして「使える体」にすれば、たとえば今まで猫背で腹筋が使えていなかったことによるお腹のたるみも、姿勢をただし癖をなくすことで、将来引き締まった腹筋を維持できるということです。
ただし、ダイエットで結果を出すにはやる気や前向きな気持ちも大事ですよね。
そんな時にもってこいなのが、ヨガ・ピラティスの両方使いです。
「ヨガの心を安定させ癒し脂肪燃焼をし、筋肉をつけるピラティスをする」もしくは「ピラティスで筋肉を鍛え、ヨガで体と心のケアをしてモチベーションを保つ」という方法も効果を大きくします。
ヨガとピラティスのレッスン内容の違い
ヨガとピラティスの目的や効果が分かったところで、「次に自分に向いているか」「自分にできるか」が気になるところ。
その部分を見ていきましょう。
ヨガ
ヨガは穏やかに、そして自分に集中して行う特徴があります。
ヨガで重要となる「呼吸とアーサナ(ポーズ)」は、現代人の生活で高まっている緊張しがちな精神面や、普段使わず凝り固まった筋肉に効果的に働きかけます。
そのため、レッスンのでは、ゆったり呼吸法を入れて、自分の心や体への集中を高めます。
一度振り返ってみれば、気持ちが疲れたとき、忙しい時にため息をついたり、息苦しくなったり、意識が散漫になって集中できず、頭痛がしたり、肩凝りを感じたりしていませんか?
心の焦りや緊張が、体の緊張となり動きが抑えられ、呼吸が浅くなってしまっているという悪影響を及ぼしているんですね。
それでは、身体に酸素がいきわたらない状態で、姿勢も歪み血流も悪くなる。
結果、身体の不調もどんどんでてきます。
しかし、忙しく生活をしている中で、残念ながら自分の心の行き詰まりや疲労に気づかない人がほとんど。
気持ちは元気だけど、実際身体は疲れていたり、自分のサインを見過ごして心の病や体の不調・病気を抱える人が増えているのです。
ヨガは心と体はつながっているという考えであり、呼吸とポーズで改善していきます。
そのため、体をリラックスさせることで心も解放して癒し、心も体も元気に活力をつける準備をしたうえで、自分の内側を見つめたことによる「気づき」から、自分を知り、自己コントロールできるようにするのがヨガのレッスンなのです。
ピラティス
ピラティスは、エクササイズを行うことが特徴です。
レッスンでは、体を特別な機能ではなく、普段十分に「使える体にする」、「強くする」ということを大切とされていて、筋肉トレーニングのイメージのように、しっかり力が入るように掛け声(カウント)とともに活発に行ったり、元気な音楽とともにリズムに合わせて行ったり、負荷をかけたうえで筋肉を強くできる回数を積極的にこなしていきます。
スポーツ選手がピラティスを取り入れることがよくあります。
腰を痛めている、腕を痛めているなど、特に体の「曲がる部分」は必要以上に使っていたり、曲がる方向と反対にねじってしまい痛めやすい部分です。
痛めた部位の筋肉を強くして、守る力をつけることで怪我を直し、強化されたことで怪我もしにくくなります。
本来は、怪我を治すリハビリとして用いられていたのが「ピラティス」ならではの効果ですね。
ピラティスエクササイズが、それぞれの部位にフォーカスしてつくられているため、自分の弱い部分にフォーカスして、よりよい「使える身体」「バランスのとれた身体」づくりをするので、現在の生活し易くなり、体力が衰えがちな私たちでも、レッスンをすることでトレーニングとして取り入れることが可能なのです。
心の面では、運動をしたことによってスッキリしたり、効果が出て前向きな考え方になるでしょう。
ヨガとピラティスはどっちがいいの?
ヨガの良さは、心や体をリラックスさせ自分の内面に目を向けることで「気づき」があり、生活を改善していくことが健康につながること。忙しい日々で「健康」がないがしろになり、不調が続いているという方、モチベーションを保てるようになりたい方に大変おススメです。
ピラティスは、体を丈夫で健康に、そしてスポーツや仕事のパフォーマンスの良い動きや、スタイルよく引き締めたい、気持ちをすっきりさせたいという方におススメです。
「どちらがいいか」という答えは、今のあなた自身の求めるものとなるでしょう。
まとめ
ヨガ・ピラティスに興味を持ったのは、運動不足やダイエット、趣味探しなど何かの目的があったはず。
ただし、いままで積み重ねてきた体を変えるためには、その倍継続が大切なことがほとんど。
継続できる自分に合ったものがどちらか、まずはぜひトライしてみましょう。
レッスンには「グループレッスン」と「パーソナルレッスン」の2つの形があります。
グループレッスンは、初心者の方にも始めやすいレッスンでしょう。
様々な方が一緒にしていますし、周りを見習ってすることも出来ます。
ただし、グループレッスンは大体15~30名のことが多く、インストラクター1人に対して大人数で実施するため、
細かく見る事は難しい点があります。そのため、レッスン初心者にとって
「ポーズやエクササイズが合っているのか分からない」
「呼吸が意識しにくい」
「ただただしんどくて継続できない」
ということ。
という不安点も出やすいところ。
そこでおススメなのが、「パーソナルレッスン」です。
一般的にはインストラクター1名に対し受講者は1名。もしくは2・3名で知り合いを集めてできます。
少人数で行うことで、正しいエクササイズやポーズの方法だけでなく、それぞれ個人の骨格や柔軟性・筋力、また姿勢改善やダイエットや筋肉強化といった目的別に、正確な方法を教わることが出来ます。
その結果、個人の的をあてることで効率の良い方法で、結果を出すことに繋がりやすくなります。
やってみないとわからないことはたくさん!
ぜひ、いますぐ始めてみてはいかがでしょうか??