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解剖学に基づいたカラダ改造計画(ワークショップレポート)

はじめに

黒木哲男先生による、解剖学を基にしたカラダ改造改革!「魅せる脚・腕編」に潜入して来ました。夏になり薄着になるととっても気になる脚や腕を改造できるなんて、タイトルだけでもかなり気になりますよね。

しかも、このワークショップは4回連続講座というちょっと珍しい形式なのです。ワークショップで習ったことをお家で実施、次のワークショップで出来ているかをチェックし、新しいことを習うという形でボディメイクをしていくそうなのです!最終回まで1ヶ月半弱、どんなふうに参加者の皆様が変わるのか、ワクワクしますね。

講師の黒木先生は、鍼灸師でありアスレチックトレーナーでもある、カラダのプロです。ヴィオラのアドバンスや短期集中コースで解剖学を教えてくださっています。スタジオでもレッスンをされているのですが、いつも超満員!ヨガやピラティスとは少し違う角度から身体を見て、どのような身体づくりをし、どのように動けば、ヨガやピラティスがやりやすくなるかを理由とともに分かりやすく解説してくださる先生です。

現状チェック

ワークショップは、参加動機の確認と現在の身体の状態のチェックから始まりました。

今回は、少人数制ということもあり、10名の方が参加されていました。皆様スリムで綺麗な方ばっかりだったため、先生が参加動機をお伺いしたところ、強く細くしなやかなカラダを造りたいという方が大多数でした。

  • 痛いところがある:5人
  • メリハリのあるカラダをつくりたい:2人
  • 強く細くしなやかなカラダをつくりたい:全員

細くしなやかなカラダを作るには、鍛えるよりストレッチの方が良さそうなイメージがありますが、きちんと身体を支えることのできる筋肉があってこそ、しなやかに動くことができるのだそう。アウターではなく、インナーマッスルを鍛えることが重要なのですね。

また、大きな筋肉は腰から下に集中している(総筋肉量の70%が下半身にある)ため、下半身を鍛えれば、上半身が楽に動けるようになり、肩こりや腰痛も改善するとのことです。良いことばっかりですね!

変化を見るには、現状を知って改善していくのが必要、というわけで、ペアになって現状評価を行いました。評価は、以下の項目で実施し、写真を撮って点数をつけます。最終回でも同じ測定をして、1ヶ月半弱でどのように身体が変わったのかを確認します(分かりやすいように1回目と4回目は同じ服を着て来てねとのことでした)。

通常のレッスンでは、他人に自分の身体の評価をしてもらうことが少ないので、ドキドキしますよね。「やっぱり〜」とか「えぇ!」という声があちらこちらから聞こえていました。

  • 立ち姿勢の確認(正面、横)
  • 筋力チェック
  1. スクワット
  2. インラインランジ
  3. プッシュアップ

立ち姿勢の確認のための撮影では、さすが普段から身体を動かしている皆様、先生やペアの方からチェックが入る前にご自分からここに左右差があるとか、ゆがんでいるなどと申告されていました。

筋力チェックの項目は、ヨガやピラティスでも取り入れることが多いと思うのですが、なかなか正しいフォームで実施するのは難しいですよね。今回は、先生の細かい指導と評価ポイントの説明があったので、正しいフォームは理解しやすかったと思います。

ただ、私もたまにパーソナルトレーニングを受けるのですが、正しいフォームがわかっても出来るかどうかは別の話なんですよね〜。今回のように基本的なポーズの方が難しかったりするので、参加者の方からも「きついっ」とか「これ評価じゃなくて、筋トレじゃない??」という叫び声が聞こえていました。

見ている方は楽しいので、評価する側のペアの方と先生はにこにこされてました(笑)

評価が終了し、現在の自分の身体の状態が把握出来たところで、座学です。

なぜ下半身が大事なのかという説明や、本気で身体を変えるにはどのようなマインドセットが必要かという説明の後、改造対象である身体について以下の説明がありました。

  1. カラダってなぁに?
  2. 健康ってなぁに
  3. 代謝ってなぁに?

毎日一緒に過ごしている自分の身体ですが、改めて聞かれると明確に答えられないことも多いですよね。参加者の皆様からも「へー!」「すご〜い!」とか「なるほど!!」の声が上がっていました。また、年とともに落ちていく代謝の上げ方の説明の後には、かなり細かい質問をされていました。カロリー消費だけでなく、肌の生まれ変わりやデトックスにも関係する代謝の上げ方、みんな知りたいですもんね。

トレーニング

ここまでだけでもかなり充実した内容だったのですが、ここからがこのワークショップの本来の目的であるトレーニングです。第1回の今回は、下半身を育てるトレーニングを実施しました。

  • 足裏、指
  • アキレス腱
  • 裏腿(ハムストリング)
  • 内腿(内転筋群)
  • 鼠蹊部
  • 内腿(内転筋強化)、骨盤安定
  • クールダウン

どのトレーニングも細かいフォームの説明や、出来るとどうなるか(例えば、裏腿が使えるようになるとウエストと前腿が細くなり、お尻と腿の境目がくっきりする)を教えて頂けるので、やる気がアップします。

メニューの中には、サッカーのメッシや野球のイチロー選手が日常的に行っているものもあり、地味な動きだけどしんどいものばかり…

ヨガやピラティスでも下半身を整えるのは大事だと言われているので、参加者の皆様は普段からかなり気にされて動かれているようでしたが、普段と違う筋肉の使い方をするので、それなりに(かなり?)しんどかったようです。最後の方は、あまりの辛さに笑い出してしまう方も。

今日はレポーターだからと油断していた私は、突然説明の際のモデルに指名され、今まで笑って見ていたことを反省したのでした…

ぐったりされていた皆様でしたが、クールダウンの後の最終チェックで、床をしっかり踏めるようになっていたり、足を持ち上げたらすごく軽くなっていたり、左右差が減って重心が安定していることに気づくと、また元気を取り戻されたようでした。

次回までの宿題を聞いて第1回目のワークショップは、終了となりました。

養成コースと同じで、宿題をやったらやっただけ、逆にやらなければやらなかったことが次回分かってしまうこのワークショップ(身体は正直なので)、本気で変わりたいと思っている人にはとてもいいなと思いました。

ヨガやピラティスと同じで、身体造りも1日にしてはならずですが、習慣にするまでが大変なので、チェックされると思うことと、仲間がいるということで、よりがんばれる方は多いのではないでしょうか?

初回と最終回の評価によって、どれだけ変わったかを客観的に見ることもできるので、やり遂げたら身体だけではなく心も変わるのだろうなと思います。

最終回終了時の参加者の皆様の変化が楽しみです!

 

 

ABOUT ME
ヴィオラレポーターNori
ヴィオラレポーターNori
ヨガとピラティスを楽しんでいます。ワークショップの雰囲気や感動が伝わるレポートをお届けできればと思います。