今回は、ヴィオラのスタジオから離れて刻屋(ときや)というとても素敵な古民家レンタルスペースでのGinger先生とAyami 先生による、アーユルヴェーダの基礎の座学と簡単なピラティス、スパイスを色々使った梅雨に向けた料理のデモンストレーションと実食の豪華ワークショップを受けてきました。
古民家好きの私としては、すごくテンションのあがるシチュエーションです!!
今回のワークショップは、年間シリーズで行われているものの中間に開催される特別講義の内容のため、本来は、秋からの講座を受けてピラティスとアーユルヴェーダの智慧を四季ごとに学ぶことで、自らの血と氣のめぐりを良くすることや身体や心の調和を取る方法を得ることができるものなので、先生方の伝えたいことの一部としてお伝えさせていただきます。
さっそくですが、アーユルヴェーダについて学んだことはありますか?
アーユルヴェーダというと、頭にオイルなどを垂らしてマッサージをうけるイメージなのですが、皆さんはどう認識していますか?
私は、以前養成講座で少々かじったのですが、恥かしながらアーユルヴェーダとはそもそもなんなのか、忘れていました、、、、
アーユルヴェーダとは、インドの伝統医学であり、医哲学なんです。
今回のワークショップでは、アーユルヴェーダについての基本的なところとテーマである梅雨の時期の過ごし方について学びました。
梅雨の時期は湿度が身体に入り込み、消化力が下がる時期となるため一年の中でもこの時期にしっかりと養生をすることが大切となります。
食事方法や意識することを教えてもらった後にオイルマッサージの方法を学び、実践として足のマッサージをしました。
足指をこねたり、無理にひっぱたりせず、足指を付け根から一本ずつ縦横に割るように離す。
ふくらはぎもグーにした手で下から上に揉みほぐす。
かかとがガサガサしている人は、骨盤内の血流がわるくなっているので、クリームを塗っても良くならないことがある。根本を改善!
先生が一人一人の足を触って簡単にケアとアドバイスをしてくれました!!
男性の方はかなりむくみなどで痛かったようで、とっても顔を歪ませていました。
今回は、座学がメインだったのでほとんどピラティスはしていません。
ただ、ちょっとした時間に体のメンテナンスと脳トレに良い、座位でのピラティストレーニングをしました。
座骨を感じて骨盤を立てて座る。
基本的なことですが、まずはちゃんとしたポジションで行うのが大事。
背骨の状態、足先の開き具合とつま先の状態、肩首の距離、腕の位置、顔の表情!
足首をポイント⇄フレックスと呼吸と同時に交互に動かす。手もつけて動かしていく。
最後は左右の手足を対象的に動かす。
簡単そうに見えて、意外に骨盤が一緒に動いてしまったり、腕が下がってきたり、つま先に余計な力みが入り、つま先が綺麗に上がらない、、、
普段、いかに小手先で行動しているか!!
余計な力を向いて、正しく体を使うことって難しいですね。
是非、とても分かりやすく、沢山勉強されているGinger先生のレッスンに参加してご自身の体と向き合う時間を体感してほしいと思います。
さあ、頭も体もしっかり使ったので、調理場からのいい匂いでかなりお腹も空いてきました。1階に移動してご飯タイムです!!!
今回は日本の食卓にあう、スパイスを利用した6品の調理法をデモンストレーションしてもらいました。
スパイスの瓶が並んでいるだけで、雰囲気出ますね!
とってもお腹が空いていたので、調理講義中のいい香りと美味しそうな見た目によりよだれが出ちゃいそうでした。
【生姜ギーご飯】
全然ベタベタした感じがなく、さらっとした感じでした。生姜も細かくしてあったのでクセもなく、ゴマと海苔がよいアクセントになりパクパク食べれました。
【野菜のスパイス焼き浸し】
和風煮汁がベースのため、これもとても食べやすく、おかわりをしている方が何人もいました。これは作り置き1品としてかなり使えそうです!
食べた後にフワッとスパイスの香りを感じました。
【ジーラチャンプルー】
クミンを使った炒めもの、めちゃめちゃ美味しいです!!
ご飯との相性も抜群で、ご飯が何杯も食べれる美味しさでした。
【生野菜サラダと胡桃ハニーマスタードドレッシング】
胡桃の香ばしさとマスタードのサッパリ感のある手作りドレッシングは野菜との相性バッチリ!
【大麦と鶏肉の和風スープ】
押し麦をご飯と炊く以外にスープに入れて食べる方法があった!と発見が大きいです。
お腹も膨れやすく、これは軽食にもよいですね。
スープの出汁が最高でした!!さらっとしているので、何杯でもいけそうです。
【アーユルヴェーディックラッシー】
とてもさっぱりしていて、カレー屋さんなどで出るラッシーとは全然違いました。スパイスの味はほとんどなく、飲みやすかったです。
甘くないので、これからの時期におすすめです!
Ayami先生のはからいで、ラッシーには綺麗な花びらが飾られており、目でも満足の食事でした。
調理の講義時は、Ayami先生とGinger先生の仲の良さをとっても感じる、息のあった調理と会話のやりとりにとってもほっこりさせてもらい、調理後は受講していた皆さんと大きなテーブルを囲み、おしゃれに盛り付けしてもらったランチプレートをいただきました。
皆さん本当に幸せそうに食べていらっしゃいました。
愛情と温もり感じる料理は、心身をとても豊かにしてくれますね。
Ayami先生は、スパイスやハーブを使った家庭料理教室を武庫之荘のアトリエを拠点に、様々な場所で活動をしています。他にも、ヘナアート、スパイスコスメ作りなどの手仕事WSを開催しており、食事と手仕事から生活を豊かにすることを発信しています。
「使い方が解らないと思われているスパイスですが、パウダーはパラパラをかける。クミンシードなどの形のあるスパイスは、油や水の中に直接入れて香りを出す。この2つが基本です。
まずは、好きな香りや味をパラパラかけてみたり、旬の野菜をクミンシードで炒める事から始めてみて下さい。生姜やニンニクのように日本の日常の食卓に馴染みます!
そして、それが消化力を上げ、代謝を促し、心身や生活を健やかにするスパイスとなるでしょう!」
とのことでした。
【参加者の感想】
ご主人がヨガとピラティスにはまり、スタジオ通いをしていらっしゃるご夫婦。
以前からずっと奥様を誘っており、本日のイベントで初めて奥様が一緒に参加してくれたとのこと。
奥様に身体のケアをしてほしい、健康的な食事作りをしてほしいとの想いがあったようで、
奥様「きてよかった!とても楽しかった!仕事が忙しく食事も手間をかけれていなかったが、少しずつ取り入れれそうなことをしてみようと思った。現在体調不良で薬を投与しているが対症療法をしても根本解決にはならないので、生活から見直していかなければと思った。今度はお友達を誘ってみようと思う」と。
それをきいていた旦那様が、「男性がこのようなイベントに参加するのは気が引ける部分もあり、妻が友人とレッスンやイベントに積極的に参加してくれると連れて来た甲斐があります」と。
夫婦で、イベントに参加しお互いの性質や体のことを知り、レシピを学びながら美味しいものを食べて共有する時間は生活を共にしている上でとても大事ですね。とてもほっこり素敵なご夫婦さんでした。
私の収穫は、自分や家族の体質について客観視でき、なるほど!と思うことが多々あり、さっそく対処方法を考えていこうと思えたことです。また調理に関してはその日から実践できるお手軽な内容だったのがとても嬉しいです!
今回のワークショップの私の目的は、「無理なく、日常に食と健康をつなげたい」でした。
なかなか勉強会などいくとその場限りになってしまう内容が多い中、教わったレシピを家にあった食材やワークショップ時に購入させてもらったスパイスを使って、早速夜から簡単に実践できたことです。
自己流でアレンジした内容について先生にメールしてみたら丁寧に効果効能など教えていただけて、より学びが深まりました。
これは年間通して学ぶ価値がとてもある内容だと思います。
老若男女問わず参加可能なので、男性の方も是非参加してもらいたいですね。
やはり、人生を豊かにするのは美味しい食事です!
美味しい食事をとるためには適度に動くことでより消化力を高めて、内から綺麗になれ、日々取り巻く人間関係なども変わってくるのだと思います。
Ginger先生が、どれだけ健康を気にして運動や食に気をつかっていても、突然嵐が訪れたり、雷が落ちたり急激な寒暖差が起きたりと自分ではコントロールできないイレギュラーなことが起きればドーシャバランスが崩れ、消化力にも影響が出る。そんな時のために対処方法を知っておく必要があるとおっしゃっていたのですが、まさしくこのレポート作成時に我が家に暴風雨や日照り、雷が訪れ、ものすごくバランスが乱れ、とっても大変だったので一日一日を無駄なく楽しく過ごしていくためにも、智慧を身に着けることはとても大事なことだと感じました。
今回初めてお目にかかった、Ginger先生とAyami 先生は、アーユルヴェーダを学び実践しているだけあって、女性としての魅力と内からの自信を感じました。優しく包みこんでくださるようなオーラのお二人のワークショップを受講できて本当によかったなと心から思える時間でした。
このワークショップのシリーズ情報です。https://www.yoga-viola.com/wpblog/2018/07/26/post-201809-201806/