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シニアヨガの需要はある?現役インストラクターから聞く仕事の大変さと喜び

「シニアヨガのインストラクターの講座が気になるけど、シニアヨガって人気あるのかな?」

ヨガインストラクターを目指している方や、すでにヨガインストラクターで活躍している方の中で、このように疑問を持っている方はいませんか?

この記事では、シニアヨガの需要や人気シニアヨガインストラクターの活躍の場一般的なヨガとシニアヨガのインストラクターとの違いをご紹介します。

シニアヨガの需要は高まっている

現在、シニアと呼ばれる高齢者層(65歳以上)はどんどんと増えており、その中でも老後を健康で元気に過ごしたいと考えている人が増えています。

その結果、シニアヨガの需要は、年々高まってきているといえるでしょう。

実際、厚生労働省から以下のようなデータが出されています。

平成29年版高齢社会白書(全体版) より
  • 日本の人口の3人に1人が65歳以上
  • 平均寿命は男性が81.09歳、女性が87.26歳
  • 健康寿命は、男性72.14歳、女性74.79歳

健康寿命とは、介護や補助なしで普段の生活が1人ででき、健康的な日常が送れる期間のことをいいます。

平成29年版高齢社会白書(全体版)より

上記のデータを見てみると、日本人の高齢者は老後の平均10年前後を介護状態で過ごしていることが分かります。

しかし、高齢者本人はもちろんのこと、お子様や周りの人もできるだけ介護のない健康的な暮らしを願っているでしょう。

このような背景があるため、できるだけ健康であり続けたいと考えている人も増えており、高齢者でも出来るヨガの需要が高まっているのです。

ヨガは高齢者の身体と心にメリットがある

ヨガが高齢者にとって良い理由は、大きく以下の2つがあります。

  1. 無理なく身体を動かせる
  2. 身体だけでなく心のバランスも整えられる

高齢者になると、筋力が衰えてきます。

身体の一部に痛みが出てくる人は多いですし、病気やケガで身体が思い通りに動かせなくなったという人もいます。

そうすると、若い頃にはできていたスポーツができなくなり、動かせなくなった部分以外の筋肉もどんどんと衰えていってしまいます。

また、以前のような生活ができなくなり、ストレスを溜めてしまう人も少なくありません。

そこで、シニアヨガに注目が集まってきているのです。

シニアヨガなら筋力が低下した方でも行うことができますし、車椅子に乗ったままでも上半身を動かすなど、不自由になった身体でも取り組むことができます。

さらに、深い呼吸を行いながら身体に集中することで、心のバランスも整えることができます。

シニアヨガインストラクターの活躍の場

  • シニアヨガのプログラムのあるヨガスタジオ
  • フィットネスクラブ
  • 病院などの医療機関
  • デイケアや老人ホームなどの介護施設
  • カルチャースクールや市民センターなどの文化講座

上記の5つの場所が、主にシニアヨガが行われている場所です。

一般的なヨガインストラクターの活躍の場であるヨガスタジオやフィットネスクラブはもちろんのこと、シニアヨガの場合は高齢者が集まる病院・介護施設・文化講座での需要も高いです。

病院・介護施設・文化講座では、インストラクターの方も常勤で担当しているというよりは、派遣されて定期的にヨガを教えに行くという場合がほとんどです。

ただし、介護施設などでボランティア活動されているヨガインストラクターの方も数多くいますので、ヨガで元気になってほしい。という思いが大切となるでしょう。

シニアヨガインストラクターに求められるもの

それでは、シニアヨガのインストラクターになった場合、一般的なヨガインストラクターと実際の業務においてどのような違いがあるのでしょうか。

シニアヨガはゆったりとした動きがメイン

まず、シニアヨガは高齢者の方にも無理のないゆったりとした動きがメインとなります。
しかし、ゆったりや無理のないだけでは筋力が衰えていく一方ですので、できる範囲で最大限頑張っていただく事が大切になります。

高齢者は筋力自体が低下している方も多く、無理なポーズをとると怪我の恐れがあるので、椅子に座って出来るポーズや、壁を使って出来るポーズなど安全にクラスを進めるようにしましょう。

聞きとりやすい声で、分かりやすく優しい言葉遣いが必要

高齢者の方には、聞きとりやすい声と分かりやすい言葉を心掛けましょう。

高齢者の中には、耳が遠い方や、体力に自信がなくてヨガに不安を持っている方、若い方にバカにされたくないというプライドを持っている方など、様々な方がいます。

それを理解した上で、どんな高齢者でも気分を害さず、理解して前向きにヨガに取り組めるような言葉遣いをするように気をつけましょう。

そして、「よし!頑張ってやってみよう」と思っていただけるように、決して否定的な言動をしないようにしていきましょう。

「ヨガ」「瞑想」という言葉を知らない、もしくは怖いと感じる方もいますので、≪いきいき体操≫というように言い換えるのも良いかもしれません。

高齢者の目線に立って、心身ともにリラックスできるよう、言葉を選ぶことが重要です。

高齢者に「身体を動かす喜び」を感じてもらう

筋力が衰えた高齢者にとって、ヨガは最適な運動とお伝えしました。

高齢者にとって「身体を動かす喜び」に出会ってもらい、人生に前向きになってもらえることは、シニアヨガのインストラクターならではの喜びです。

長年シニア層にヨガ指導をされているインストラクターのR先生!

ずっとクラスに通って来て下さっている方々が50代から60代、60代から70代へとお元気なまま移り変わって行かれる姿を間近で拝見させて頂ける事が何よりの喜びであり、自分自身の励みにもなっています。

一般的にヨガに求める「効果」とシニア層の方が求めることは大きく違いますが、健康を継続出来る事へ喜びを感じるお客様に励まされるインストラクターの方も多いようです。

シニアヨガインストラクターが向いている人

シニアヨガのインストラクターには、様々な人生経験を積んできた個性のある高齢者たち一人一人に寄り添い、優しい言葉をかけられる人、また気長にどんな方のお話も聴ける方が向いていると言えるでしょう。

シニアヨガインストラクターには、先ほど述べたようなシニア層の方の身体と心への配慮が一番に求められるため、体の健康指導だけではなく、お話を聞く相手になることも大切な要素です。

現役のシニアヨガクラスを担当しているインストラクターは、担当させて頂いてる方々が大きな病気も怪我もせず何年も元気で朗らかに 生活されている事に喜びややりがいも感じるそうです。

難しい事を考えて肩肘を張るのではなく、皆さんと和気あいあいと過ごす時間を大切にしてクラスを進めてみてはいかがでしょうか?

シニアヨガインストラクターの養成講座を体験してみよう

シニアヨガは、年々需要が高まっています。

ただ、一般的なヨガヨガインストラクターにはない高齢者に対する心遣いが、シニアヨガインストラクターには必要となります。

 

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