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朝ヨガと夜ヨガ、ヨガはどっちの方が効果があるの? | 時間帯による効果の違いについて解説!

ヨガをおこなっている人の多くは、早朝や仕事終わりの夕方以降にヨガスタジオでおこなうことが多いのではないでしょうか。

実は、ヨガはおこなう時間帯によって効果が少しずつ違っており、自分の生活スタイルと目的によってヨガをおこなう時間帯を決めることが大切です。

そこで本記事では、ヨガをおこなう時間帯による効果の違いについて解説いたします。

ご自身の生活と目的に応じて、ヨガを日常に上手く取り入れていきましょう。

朝ヨガと夜ヨガ、ヨガはどっちの方が効果があるの?


朝におこなう「朝ヨガ」と、夜におこなう「夜ヨガ」

結論から述べると、どちらがより効果があるということはありません。

それぞれ目的が違い、その目的によって使い分けることが大切なのです。

また、ご自身のライフスタイルにあった時間におこなうことも非常に大切でしょう。

人は、「朝型」や「夜型」と称されるように、1日のライフスタイルが千差万別です。
無理に「朝ヨガ」「夜ヨガ」とこだわる必要はなく、ご自身のライフスタイルとヨガをおこなう目的とを照らし合わせ、ヨガに取り組むようにしましょう。

朝ヨガと夜ヨガの違い


朝と夜、それぞれの時間帯でヨガをおこなう効果の違いは何でしょうか。
また、ヨガをおこなう時間によって効果に違いが出るのはなぜでしょうか。

それらを理解するためには、まずヨガをおこなう事によって起きる「自律神経への効果」から知る必要があります。

ヨガの自律神経への効果

ヨガをおこなうと自律神経へ大きな影響があると言われますが、自律神経という言葉について誰しも一度は見たり聞いたりしたことがあると思います。

では、自立神経とは何でしょうか?

自律神経とは、人間誰しもが身体にもつ神経の名称であり、無意識の内に内臓や代謝等の動きをコントロールし、24時間常に働き続けている神経の事です。

心臓が絶え間なく鼓動を続けるのは、この自律神経による働きのおかげなのです。

この自律神経は、大きく2種類に分けられ、身体が興奮状態の時に優位に働く「交感神経」と、身体がリラックス状態の時に優位に働く「副交感神経」があります。

交感神経と副交感神経

交感神経と副交感神経はどちらも大切なもので、2つがお互いにバランスよく働くことで体を整えていきます。

どちらか一方が働き過ぎてしまうと体に不調をきたす原因となり、良いコンディションを保つには2つの自律神経がバランスよく働き、上手く切り替わってくれることが大切です。

自律神経が乱れる事で交感神経が優位になりすぎると夜眠れなくなったり、副交感神経が優位になりすぎると日中頭がぼーっとしたり、というような症状に繋がります。

ヨガを行い自立神経を整える

ここまで自律神経について解説してきました。

自律神経は、私たちの体のコンディションを整えるためにはなくてはならないものです。

そして、自律神経を整えるためにはヨガは非常に効果的で、ヨガをおこなう時間帯によって自律神経への影響に違いが出てきます。

以下で、朝ヨガと夜ヨガによる自律神経への影響の違いについて解説していきます。

朝ヨガは交感神経への切り替えに効果的

夜寝ている間、自律神経は副交感神経が優位で、深いリラックス状態にあります。

朝目覚めてから徐々に、副交感神経から交感神経が優位になり始め、体も頭も興奮状態になり、日中の活動をおこなえるようになります。

本来、この副交感神経から交感神経への切り替えは自然に切り替わるものなのですが、朝ヨガをおこなう事で交感神経をさらに優位にし、日中をより活発に活動することが可能となります。

また、寝起き直後は体温がかなり低い状態にあり、朝から身体を動かして体温を上げることで、代謝や冷えの改善に繋がることもあります。

以下で、朝ヨガをおこなう際の注意点をいくつか紹介します。

朝ヨガは朝食前におこなうこと

これは、朝ヨガに限らずヨガ全般に言えることなのですが、ヨガは基本的に胃の中に食べ物がある状態でおこなうのは好ましくありません。

ヨガは、ポーズによって体を捻じったり、体を逆さまに近い状態にすることもあり、胃の中に食べ物があると吐き気や体調を崩す原因になることもあります。

朝ヨガを行う際は、朝食を食べる前におこなうようにしましょう。

お水等の水分を適量摂るのは問題ありませんので、コップ一杯程度の水を飲んでから取り組むのは大丈夫です。

難しいポーズは控えること

難しいポーズというのは、その人のヨガのレベルによって異なるので一概に「このポーズはダメ」等の基準はありません。

自分にとって「難しい」と感じるポーズは、朝に挑戦すると怪我の原因にもなりかねません。

朝は、まだ体が完全には起きていない状態なので、無理に難しいポーズに取り組むのではなく、無理のない範囲でいつものヨガよりは多少レベルを下げて取り組むことをオススメします。

できるだけ明るい場所で行う事

部屋の電気を点ける、もしくは日の光を浴びながらヨガをおこなうようにしましょう。

明るい場所や日光を浴びながらヨガをおこなうと、より自立神経が刺激され、副交交感神経から交感神経への切り替えがスムーズになります。

日光を浴びる際に外に出る必要はなく、カーテンを開けた窓の近く2mくらいの距離でヨガをおこなうだけで大丈夫です。

夜ヨガは副交感神経への切り替えに効果的


人間の体は、起きている間は交感神経が優位に働いており、興奮状態が続いています。

それが、睡眠時間が近づくにつれて徐々に副交感神経が優位となり、リラックス状態から睡眠に入ります。

この副交感神経への切り替えが上手くいかないと、夜に中々寝付けなかったり、睡眠の質が悪い等に繋がる原因になることもあります。

夜にヨガをおこない集中力を高めることで、自律神経を刺激し副交感神経への切り替えをスムーズに行えるようになります。

以下で、夜ヨガをおこなう際の注意点をいくつか紹介しますので、是非参考にしてください。

ヨガをおこなう時間は寝る30分~1時間前がおすすめ

夜ヨガをおこなう際は、寝る時間から逆算して30分~1時間前におこなうようにしましょう。

また、朝ヨガと同様にヨガをおこなう際は、胃の中に食べ物がない状態で取り組むようにしてください。

副交感神経への切り替えは、ヨガをおこなってすぐに切り替わるわけではなく、ヨガが終わってから徐々に切り替わります。

なので、ヨガ終わりの30分~1時間後に睡眠に入る事を考えてヨガをおこなうようにしましょう。

激しい動きはしないこと

激しく動いたり、疲れるポーズを取る事は控えましょう。

疲労を感じるほどの動きをしてしまうと、副交感神経ではなく交感神経に切り替わってしまい、体が興奮状態になってしまいます。

適度に血行をよくし、適度にリフレッシュできる程度の運動量に抑えることを心掛けましょう。

また、夜ヨガは長時間おこなう必要はありません。
30分程度を目安に、短時間で終わらせてしまう事をおすすめします。

室内を暗くして取り組むこと

朝ヨガとは反対に、室内はカーテンを閉め、電気も少し暗い状態にして取り組むのがおすすめです。

明るいものが目に入ると、どうしても人間は交感神経が優位になりがちです。

暗い場所でおこなう事によって一層リラックス効果を高めることができます。

自分のライフスタイルに沿ってヨガに取り組もう


ヨガは無理に何かに合わせておこなう必要はありません。

例えば、有名なインフルエンサーや著名人が毎朝ヨガをおこなっているからといって、自分もそれに合わせてヨガをおこなう必要はありません。

ヨガは、他の誰でもない、貴方が貴方自身のためにおこなうものです。
誰かがやっていることが正解なのではなく、貴方のライフスタイルに沿っておこなう事が貴方にとって唯一の正解なのです。

ヨガをおこなう上で、最も大切で最も難しい事は「ヨガを続けること」です。

これはヨガだけに限りませんが、何か新しい事を継続しておこなうのは本当に難しい事です。
それを、自分以外の誰かのライフスタイルに沿ったヨガで真似をしてしまうと、余計に難しく感じ、ヨガを継続できない原因になりがちです。

自分のライフスタイルを見つめ、いつヨガをおこなうことが正解なのか、よく考えて取り組むようにしてください。

まとめ

いかがでしたか?

本記事では、ヨガをおこなう時間帯による効果の違いについて紹介しました。

ヨガは、おこなう時間やタイミングによって、身体に様々な効果を与えてくれます。

ここで紹介した事だけに限らず、実際にヨガに取り組む事で、自分自身で感じた事を大切にするよう心がけていってくださいね。

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