多くの人が抱える睡眠の悩み。
「起きても疲れが取れない」「快眠するためにヨガを取り入れたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
実際、寝る前にヨガをすることで快眠によい影響が与えられるといわれています。
この記事では、快眠できない原因を解説し、快眠を得るためのコツ、睡眠とヨガの関係などを紹介します。
合わせて快眠するためにおすすめのヨガポーズを紹介しますので早速試してみてください。
ぜひ記事を参考に睡眠前のヨガを習慣にして質のよい睡眠を継続していきましょう!
Contents
良い睡眠をとれていますか?
睡眠がしっかり取れていると感じている方も、疲れやすさや慢性的な眠さを感じている方は快眠できていない可能性があります。
ここでは、快眠できない原因や、快眠できるとどんな良いメリットが得られるかなどを解説していきます。
ぜひこの機会に自身の睡眠を見直してみましょう。
快眠できない原因
快眠できない4つの原因についてそれぞれ解説します。
自律神経の乱れ
快眠にとって大きな鍵となるのが自律神経です。
自律神経には、交感神経と副交感神経の2種類がありますが、睡眠時には、副交感神経を優位にする必要があります。
特に外部の刺激が多い現代の生活ではどうしても交感神経が優位になってしまうもの。
加えてストレスなどの原因で自律神経が乱れ、コントロールが難しく、交感神経が優位になった状態が続いてしまう原因になってしまいます。
不眠や睡眠の質低下につながってしまうため、自律神経の乱れには注意が必要です。
生活習慣の乱れ
生活習慣も睡眠の質を大きく左右します。例えば、食事の時間があげられます。
特に寝る直前に食事をとってしまうと身体が消化や吸収をするためにエネルギーを使い、しっかりと身体が休まらず、頭も冴えてしまいます。
他にも、カフェインのとりすぎには注意が必要です。
カフェインには脳を覚醒させてしまう作用があるため、特に夕方以降にカフェインを摂取してしまうと作用が残り、睡眠に悪影響を与える原因となってしまいます。
日常生活の中で行っている習慣が睡眠の質を下げている原因となっていないかを見直してみましょう。
ストレス
心配事があったり、心がそわそわしていたりして眠れないという経験をしたことがあることも多いのではないでしょうか。
そうした精神的なストレスは睡眠を大きく阻害する原因となります。
適度な運動や規則正しい生活習慣、気分転換などでストレスを解消させ、快眠を目指していきましょう。
病気
慢性的に眠さがあったり、眠れない日々が続いていたりという方は、アレルギーや高血圧など身体的な病気が原因となっている可能性があります。
睡眠障害や不眠からくる精神疾患なども引き起こしてしまう原因となってしまうこともあるため、睡眠の異常を感じたら早めに医療機関で診察を受けましょう。
快眠のメリット
睡眠の質があがると以下のような多くの効果が期待できます。
身体的と精神的の両側面によい影響があるため、生活の質を上げるためにもぜひ快眠を叶えていきたいですね!
- 疲労回復
- 美肌
- 痩せやすい体
- ストレス軽減
- 精神安定
- パフォーマンスの向上
良い睡眠をとるコツ
快眠のメリットを確認したところで、質のよい睡眠をとっていくためのコツをいくつか紹介していきます。
寝る前に携帯やスクリーンを見ない
ついついベッドに入ってからもスマホの画面をみてしまうという方も多いのではないでしょうか。
画面の強い光は目が冴える原因となり、寝つきが悪くなってしまいます。
特にベッドに入ってからはなるべく目を閉じてリラックスする時間をとって自然な眠りについていきましょう。
体を温める
就寝前には入浴することで体を温めるのがおすすめです。
自然な入眠には深部体温を下げる必要があります。
就寝の直前の入浴では、体温が下がりにくくなってしまうため、就寝の90分前には入浴を済ませておくようにしましょう。
睡眠環境を整える
良質な睡眠を取るためには、枕の高さや硬さ、マットレスなどの寝具はもちろん、照明や温度も調整していくことがおすすめです。
室温は、夏場は26度、冬は16〜19度くらいに保つとよいとされています。
睡眠とヨガの関係
睡眠の質を上げるにはヨガが効果的だと耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
快眠をしていくには適度な運動習慣が必要です。
ヨガでは、深い呼吸を意識しながらさまざまなポーズを行い、筋肉を刺激することで全身の血流の巡りを促し、心身の緊張をほぐしていきます。
ヨガは副交感神経を優位にする適度な運動としても注目を集めており、良質な睡眠を叶えるにはピッタリな運動といえます。
また、ヨガでは呼吸が重要視されているのが特徴です。
呼吸は自律神経のバランスを整え、ストレス解消効果も期待でき、質のよい睡眠へと誘導することが可能です。
ヨガのクラスには快眠を目指すクラスも多く行われているので、気になる方はぜひ参加してみてください。
快眠オススメのヨガポーズ
寝る前に行うヨガでは、呼吸を整えて全身をほぐしながら体温を上げていくことがポイントです。
心身をリラックスさせられる強度の高くないゆったりとしたポーズをいくつか紹介します。
橋のポーズ
頭を床に置いたまま腰をもちあげることで、下半身に溜まった血液が頭の方に流れ込み、リラックス効果が高く期待できるポーズです。
ポーズを終えたあとはすぐに上半身を起こさず、全身の力を抜いてリラックしてあげましょう。
- 身体を仰向けにします
- 足は腰幅に開き、つま先は左右で平行になるように整えましょう
- 両手は手のひらを下向きにして体の横におきます
- 息を吸いながら足で床を踏み、心地よい伸びが感じられる位置まで腰を持ち上げます
- お腹には力を入れたままで、内モモにも軽く力を入れて引き締めておきましょう
- 息を吐きながら腰を床に下し、最初の姿勢に戻ります。同じ動きを3回ほど繰り返しましょう
ポイントは、軽くあごを引いて首と肩周りはリラックスして行うことです。
また、腰をもちあげた状態をキープしても、腰をおろしたときに身体をよりリラックスさせられるのでおすすめです。
ワニのポーズ
お腹周りから腰、お尻にかけて広い範囲を気持ちよくリラックスさせていくポーズです。
- 身体を仰向けにします
- まずは右膝を両手で抱えます。伸ばしている左足は力を抜いてリラックスさせましょう
- 右膝を左側に倒し、右腕は肩の高さで右横に伸ばしましょう
- 伸ばした右腕と肩や胸まわり、腰やお尻の伸びを感じながら数呼吸キープします
- 顔は左右どちらに倒しても構いません
- 反対側も同様に行います
真横に伸ばしている肩が床から浮いてしまうと、ストレッチを感じにくくなってしまうので、体をしっかり床につけて行えるとよいでしょう。
ガス抜き
ガス抜きのポーズは、内臓をマッサージして血行促進ができるポーズ。
血行を促進することで全身が温まり睡眠前にはピッタリです。
- 身体を仰向けにします
- 両ひざを胸に寄せます
- 息を吸って一度ひざを抱える腕を緩ませ、吐きながら引き寄せます
- 3の動きをゆっくりと繰り返しながら吐くたびに引き寄せる力を強めてみましょう
首が辛くない方は、頭を持ち上げて自分の膝をのぞきこむような姿勢をとってみましょう。
前屈が深まり、副交感神経が優位になることで眠りやすくなります。
がっせき仰向けのポーズ
股関節周りを中心に全身をほぐしていけるポーズです。
- 身体を仰向けにします
- 肩の力は抜き、あごを軽く引きましょう
- 両足の裏同士を合わせ、膝を左右外側に開きます
- 数分間キープします
ポイントは、膝は無理に開かず、心地よいところでキープすることです。
また、背中や頭の下にクッションを置いたり、ブランケットを敷いたりして高さを出すことでよりリラックスできます。
まとめ
ストレスの多い現代人にとって睡眠は重要な要素です。ストレスを解消し、心身を程よくリラックスさせるヨガは睡眠に良い影響を与えることが期待できます。
ぜひ今回の記事を参考にし、寝る前に効果的にヨガを取り入れてみてください。