report

産後のリストラティブヨーガとニドラー瞑想(ワークショップレポート)

リストラティブヨガをご存知ですか?

リストラティブヨガは、たくさんのプロップス(補助具)を使用し、身体を支えたり、覆ったりすることで全身を緩めるヨガで、自律神経を整えることが期待できるといわれており、一般的にはストレスの多い方や不眠気味の方にもおすすめのヨガだと言われています。

語源は、英語の“Restore”『回復する、修復する』という意味で、心身の疲れを回復するのに最適のヨガです。アメリカのアイアンガ―ヨガの先生によって20年ほど前に生み出され、日本ではここ5年ほどでクラスも徐々に増え、広まりつつあるヨガです。

今回の講座では、参加された方のうち、約半分がリストラティブヨガを既に体験したことがある方でした。

産後期は、更年期とも似ていて、ホルモンのバランスが崩れがちだったり、気分にもムラがあったりと、辛い経験をする方も多いもの。この講座は、骨盤周りや背骨まわりを積極的に緩められる内容になっていて、ホルモンのバランスや自律神経を整えることを目指していきます。

変化の多い女性の生涯では、変化に応じて、不要なものを手放したり、必要なものを補ったりしていくことはとても重要です。必要以上に情報が溢れる現代社会では、頭の中が忙しく、自分に必要なもの、不必要なものの見極めが難しくなっています。身体がガチガチで緩め方が分らない方、心を鎮めたい方など、産後の方に限らず、たくさんの方におすすめできる内容です。

今回は、首や肩、胸の周りのストレッチで身体をほぐしたあと、ヨガマットの他に、ボルスター1本、ヨガブロック2個、ヨガベルト1本、ブランケット4枚、椅子を使用して、5つのポーズを体験しました。

リストラティブヨガでは、ポーズに入る前に、プロップスを事前に準備します。ボルスターとブロックを組み合わせて、脚や上半身を支える台を作ったり、ブランケットを折りたたんだり、丸めたり、重ねたりしてこちらも台や緩衝材にしていきます。ほかのヨガではあまりない、創造的な作業があるのもリストラティブヨガの面白いところかもしれません。

リストラティブヨガで大事なのは、『心地よさ』。

自分が心地よいと感じることを最優先とし、ブランケットのたたみ方を変えたり、置く位置を変えたりしていきます。

どのポーズでも、手や脚の位置はここでないといけない、というようなことはなく、いろいろやってみて、一番心地よいと感じるところに置いていきます。
手や脚など関節を少し曲げて力が抜けた状態を作り、そのまま5~10分程度ホールドしていきます。

ポーズの最中は、瞑想をしているような、起きている状態と眠っている状態のちょうど間のようなとても心地よい状態が続きます。

裕美先生いわく、無重力に近い感じを目指すと良いそう。

最後のポーズでは、さらに二ドラ―瞑想を加えます。

先生の声の誘導で、身体の部位、ひとつひとつに意識を向け、丁寧に力を抜くようにイメージしていきます。そうすると、本当に浮いているような不思議な感覚になります。

筆者個人の感想としては、終盤のポーズではしっかりと身体がほぐれていたのか、ポーズから出ることが少し億劫に感じました。また、2時間にわたりしっかりと身体を緩めたことでリラックスして副交感神経が優位になったのか、身体も温まったように思いました。

参加者の方の感想からも、『いろんなポーズを経験するうちに、ポーズの質が上がってきたように思う。』などの声もあり、練習していくことよってよりよりよいポーズができるのはほかのヨガと同じようです。

プロップスの使い方や組み合わせ方は創造力次第で無限にあり、その中で自分の内側にフォーカスして、『自分の心地よさ』を追求する。

何を選び、また何を手放すのかという日常の中で日々続いていく取捨選択。

『どのようにしたら身体的に心地良いのか』を知り、実践することによって、晩御飯のメニューを決めるといった小さなことから、やむなく何かを手放さなければならないような人生の中で大きなストレスがかかるような場面でも、自分を知る経験が生かされるのではないかと思いました。

 

 

 

 

ABOUT ME
ヴィオラレポーター Chisa
ヴィオラレポーター Chisa
ヨガインストラクター歴3年。 お花と猫とアロマが好き。講座の雰囲気や情景が浮かぶ文章を書くことを心がけています。