まずは参加された皆さんに、どんな目的で受講したか聞いてみました。
Contents
どんな方が受講している?
<ヨガをしている・指導している>
<ピラティスをしている・指導している>
なにかしらボディーワークをしている方が大半で、一瀬先生のWSやレッスンにもよく顔を出されている常連さんも多くいらっしゃいました。
なんの目的で普段ヨガやピラティスをしている?
<ヨガ>
- 自分を内観するため
- 気持ちを落ち着かせるため
- 自分だけの時間をもつために
<ピラティス>
- ずっと2本脚で立てる様に
- 自分の心身を知ることができ、軽くなるので結果すごく楽しくな
- これらのボディーワークは、皆さんにとって習慣になっていますか?
これらのボディーワークは、皆さんにとって習慣になっていますか?
レッスンしないと気持ち悪い、テンションが上がらない、など習慣になってしまっている方も多いと思います。
私たちの人生は、食べる・寝る・洗顔する・本を読む・ゲームをするなど習慣の積み重ねで日々が成り立っています。
そしてその日々の行動が、骨・筋肉を形成している!
ただ、その習慣は自分にとってよいのか?
なんとなくやってしまっている行動=ボディーワークになっていたり、、、しませんか?
自身にとって良い習慣を身につけ、よりボディーワークの効果が出せると嬉しくないですか?
それを気づかせてくれるツールの1つが、フランクリンメソッド!!ということで、今回は、骨盤に焦点をあてて、一瀬先生の沢山の知識と経験を織り交ぜてご教授していただきました!!
フランクリンメソッドとは?
様々なエクササイズ・運動等をされている方の運動機能のベースをつくるムーブメント教授法です。人はイメージによって動きがかわるので、色々なイメージ方法を使って脳の可塑性(かそせい)に働きかけていきます。
今回の講座では・・・
1、初めに、座位の状態で軽く自身の骨盤の動きを確認をし、10点満点で自己評価をしました。
5〜6点の方が一番多く、数名2〜3点の方がいました。
その2〜3点の評価の中のお一人に焦点をあてて、今回のメソッドでの気づきを述べます。
<Aさんの反応>
とても詳細に自身の骨盤の状態を話され、普段から常に自身のアンバランス差を感じているようです。
2、次にセルフマッサージで骨盤周りをほぐして骨盤の状態を感じてみました。
また自己評価をしてもらい、変わったかどうかを聞きました。
<Aさんの反応>
変化はなしとのことです。ご本人は、普段ピラティスを指導しているようですが、マットワークだけでは自身の偏りとのことです。
そこでもっと、効果をだすのに有効なのが、フランクリンボールです!
全身にある感覚受容器(メカノレセプター)を刺激し、筋膜と筋肉リリースします。まずは筋膜をリリースさせることが重要なのです!!
足の接地具合、脚の上げ下げを確認すると、あちこちで「お〜〜〜しっかり地面についてる!脚が軽い!」との声が上がっていました。
3、筋肉がゆるみ少し軽くなってきたところで、次に潜在意識の改革の第一歩として、イメトレをしてみました。
脚を何も気にせず上げ下げして、足の重さを確認して、その次に、言葉で「私の脚は重いです」と唱えて脚を持ち上げてみるとさっき軽くなっていた足が重くなっていました!!!不思議ですね〜〜
逆に「私の脚は軽いです」と言ってみると気持ち軽く!!!
脳に思い込ませることで、脳は良い悪いの判断ではなく感じたままの指令を出すため、日頃の自分の思い込みが、ネガティブな状況を作りだしていることもあるのだと理解できますね!
4、今の体の状態を感じたところで、次に実際に骨盤はどう動いているのか機能解剖学から学びました。
実際に骨盤模型を用意してもらい、受講者の皆さんで組み立ててみました!!あれこれみんなでいっているうちにあることに気づきザワザワ!!!
「ぎゃー!大腿骨がないやん!!これは上腕骨〜〜〜!!!」連日超ご多忙の一瀬先生のうっかりミスが、、
でも、今回のWSは骨盤が目的だから骨盤部位があればOK!!!皆さん、大笑い!!!そう!模型意外に解剖図なども持ってきてくださっており、あれこれと確認できるので、 大した問題でないし、逆に、上肢と下肢の骨の大きさやジョイント部分の詳細を学べました!!
失敗から学べることの方が多いと最近私は思っているので、先生のミスが皆さんの勉強になったと思います。これこそ、リアルなお勉強会です!
てことで、気を取り直し、骨盤とは、1つの骨で成り立っているのではなく、左右の寛骨=腸骨(完全にイコールではありませんが、腸骨と表現していることも多い)・仙骨・尾骨の4つから形成されています。
骨盤とはこの4つの骨の総称であり、それぞれがちゃんと関節同士でつながり動いていることで、私たちは歩行などができるのです。
特に2足歩行の私たちにとって、骨盤はとっても重要な役割をしています。
重力に耐えられているのも、骨盤の中の仙骨が、力を吸収と調整と生産というおおきな役割を上手にこなしていることで、動物よりも持久力のある体でいれることができるのです!!
仙骨の動きを意識しやすいスクワットで試してみました!
- 仙骨前傾(ニューテーション) ⇄腸骨やや後傾 =力を吸収・調整
- 仙骨後傾(カウンターニューテーション)⇄腸骨やや前傾 =力を生産
この動きを理解すると、スクワットがどのような姿勢でどのようにするとよいか理解できます!
ペアになり、仙骨と腸骨の動きを声に出しながら確認しあうと、より骨盤の動きはよくなり、足腰の軽さを感じら れる方が多く見受けらました。自身でモデリングしてイメージから体の動きを感じることもできます!!
上記に述べたように、骨盤の動きが私たちの自立した生活を支えてくれているともいます。この骨盤の動きを止めてしまうと、筋肉はどうなりますか?1日座ったまま過ごしいるとお尻周りの筋肉たちは、ず〜〜〜と、圧をかけられ引っ張られて、硬くなります。
その硬くなり引っ張られた状態に限界がくると、引き戻し作用が働き痛みとなって体が私たちに悲鳴を上げてきます。
是非、適度に動かして、筋肉と骨を労わり、いつでも動ける体を維持できるようにしていきたいですね!
ここで指導者の方へのポイントアドバイス
- 私たちの知識が、生徒さんの言動を変えることになる。多くの知識は意識を変えるのに絶対的!
- 指導する際に、先入観で生徒さんをみず、毎回真っ白な気持ちで向き合う。先入観をもって指導にあたると、その思いが生徒さんに伝わり、その先入観がネガティブな思考であればより生徒さんのパフォーマンスはネガティブな方向へと進む傾向がある。
- イメージに可能性を介入させる=ポジティブな思考・結果を生み出す!
- ボディーワークをすることの楽しさを伝える。
- レッスンの初めに、それぞれの体の各位の点呼をとり、状態を把握させるとより体は喜び変化する。
- 共感よりも感動を与えるレッスンを!共感はすでに存在しているもので、感動は知らなかったことをしることであり、興味をそそる!!
私はレッスンを取り組む上での大事なことはこの流れだなと感じました↓
【知る=感動!→継続→変化=喜び!→人生を楽しむ】
今回は骨盤がテーマで、他の部位はやっていないので、この奥の深い学びを是非他のテーマも皆さん受けてみてください!沢山の気づきがWSにはあります!!!
WSをうけてみなさんの感想は?
<Aさん>
骨盤の動きの自己評価は、2〜3点だっだのが、 思い込みを外してワークに取り込めたことで5〜6点に上がりました。リフォーマーを使わないと!思っていたので、まずは思い込みを外して取り組めるようにしていきます!!
<Bさん>
一瀬先生のフランクリンメソッドは他にも受けているのだが、今回久々の受講で、骨盤て知っているようで知らないな〜と気づきがありました。一瀬先生の話を聞いているだけで、心が軽くなり、どんどん体が変わっていきま す。フランクリンのボールなら簡単にできるので、人に伝えていきたいと思いました!!
<Cさん>
フランクリンは2回目の受講。友人に介護の仕事をしている人がいて、その人からフランクリンメソッドを勧められて、その人の分も受講しにきた。骨盤がテーマだったが、一瀬先生のWSは人としての基本を学べ、イントラとしても心構えもとても学べるので、すごくよいです!
<Dさん>
ヴィオラに来たのが初めてでした。普段、ヨガとピラティスの指導をしているが、こんなにメンタルが影響するとはびっくりでした。体と脳の直結を感じ、これがフランクリンメソッドなんだと思いました!
一瀬先生のワークは、可視化をすごくしてくれ、繰り返しなんども五感をフルに使い学ばせてもらえるので、変化もすごく感じやすくとてもよかったです!!!
どんどん表情が変わり、フルスクワットの際の腰の動き、深さにとても変化がでているなと感じました。
やはり、一つ一つ、理解してボディーワークにつなげるととても効果があるなと改めて感じ、10年前に一瀬先生
の養成をうけてから、出来るだけなんとなくのフロープログラムはしないで、1つ1つ伝えていこう!私が当時毎回感じた感動と変化を感じれるレッスンにしよう!とやってきたことは、やはり大事だなと認識した時間でもありました。