ここ数年、ますます人口が増え続けている「ヨガ」。
テレビや雑誌での紹介、芸能人の方々がヨガに取り組まれている姿を見て、ヨガを始めた、という方も多いのではないでしょうか。
そんな、ヨガ初心者にとって一番難しいことはなんだと思いますか?
ヨガのポーズを取る事?
呼吸を意識する事?
これらも、ヨガの初心者にとって難しい事ですね。
しかし、一番難しい事は他にあります。
それは、
ヨガを続けること
です。
ヨガを始めたものの、「数回レッスンに行ってやめてしまった」なんていう方は数多くいらっしゃいます。
ヨガというのは数回という短期間ではなく、数ヶ月以上の長期間に渡って行う事で始めて効果が出てきます。
本記事では、そんな「ヨガを続けること」にフォーカスして、ヨガを続けるコツを紹介します。
「ヨガが続かない…」と悩んでいる方は、是非参考にしてくださいね。
Contents
ヨガが長続きしない理由
ヨガを続けるコツを紹介する前に、まずは「ヨガが続かない理由」から紹介させていただきます。
ヨガが続かない理由を理解しておくことで、ヨガをより効果的に続けていくことができるので、先に理解しておくことが大切です。
ヨガが続かない理由は、大きく分けると2つあり、これは個人の問題ではありません。
以下で、ヨガが続かない理由を2つ紹介させていただきます。
1.アドレナリン分泌が収まる為
三日坊主という言葉があります。
物事に対して飽きっぽくて、長続きしないという意味ですね。
「自分は三日坊主だから」「飽きっぽい性格だから」、そう思っている方も多いのではないでしょうか。
実はこれ、個人の性格の問題だけではなく、人間の仕組み上ある程度仕方ない事なのです。
人はなにか物事に対して高い熱量を持った時、脳の中に「アドレナリン」という物質を生み出します。
興奮時に分泌されるこの脳内ホルモンは、人間を高い興奮状態にする性質があります。
何か新しい事を始めた際というのは、このアドレナリンが脳内に多く分泌されており、最初の数日は、
「よし!やるぞ!」
と、興奮状態を保ってくれます。
しかし、このアドレナリンは数日も経つと脳内からなくなってしまい、興奮状態も収まってしまいます。
これが三日坊主の仕組みであり、人間である以上、三日坊主であることは仕方ない側面があります。
ですので、「自分の性格的に長続きしない」と諦める必要はありません。
2.大きな日常の変化を人間は嫌うため
人には大きな日常の変化や環境の変化を嫌う性質があります。
新しい仕事の初日、入学式、引っ越しで住む場所が変わった等、今まで自分の環境が大きく変わった瞬間を思い出してみてください。
意識はしてはいなかったとは思いますが、大なり小なりストレスを感じていたはずです。
これは「ヨガを続ける」という事にも当てはまり、ヨガを定期的に続けることを人間は本能的に嫌がります。
ヨガに限らず、人は「新しい事を定期的に行う」という事が本来苦手な生き物なのです。
仕事や学校は、嫌でも続けなればいけない反面、ヨガは趣味でありやめても困ることはありません。
なので、ヨガに限らず習い事等は長続きしないことがあるのです。
ヨガは誰でも続けられる!
ここまで、ヨガが長続きしない理由を紹介してきました。
ここまで解説させていただいた通り、人間は本来新しく始めたことが長続きしない生き物です。
それなら、新しい事を始める時にはどうしたらいいのでしょうか?
長続きしている人はどうしたのでしょうか?
実は、物事を始めてから長続きしている方には、ある程度共通した特徴があります。
大半の人は無意識の内にそれを行っています。
そして、それらは決してその人だから行えた特別難しい方法ではなく、誰でも気軽に実践できる方法であることがほとんどです。
ですので、ヨガを続けることは決して難しくないのです。
上記で紹介した人間の仕組みと、下記で紹介するいくつかの方法を知っておくだけで、ヨガが長続きする確率はぐっとあがります。
ヨガを続けるコツは、ドーパミンを放出すること!
人間には「ドーパミン」と呼ばれる脳内物質があります。
日本では別名「幸せホルモン」と呼ばれるこの物質は、脳内で作り出されると幸せな気持ちになったり、感動したりします。
・受験で合格した時
・仕事が終わった時
・友人の結婚式に参加した時
このドーパミンを、自然に放出する手段を日常的に行う事で、自然と「また、あの気持ちを味わいたい」と思うようになり、物事が習慣化していきます。
冒頭で紹介した「アドレナリン」は、日常的に分泌させようと思っても、中々できるものではありません。
しかしドーパミンは、日常で起こる日常的な出来事でも分泌されます。
以下では、そんなドーパミンを分泌させる「5つの具体的な方法」を紹介させていただきます。
是非参考にヨガを行ってみてくださいね。
1.無理なく確実に達成できる事を毎日行う
毎日、無理なく確実に達成できることを、目標に設定してください。
その目標は本当に小さい事で大丈夫で、大きな目標は全く必要ありません。
・1日に1回ヨガのポーズをとる
・通ってるヨガスタジオのHPに1日1回アクセスする
・Youtubeなどでヨガの動画を1分以上見る
小さな目標を定期的に無理なく達成できるようになったら、徐々に目標を大きくしていってください。
目標は、無理なく確実に達成できるという部分が大切です。
失敗するのが難しい、くらいの目標で問題ありません。
とにかくストレスなく達成できる目標にしてください。
人間は何か目標を達成した時、脳内にドーパミンが放出されます。
ヨガに関連する小さな目標を毎日達成することで、ドーパミンが定期的に放出され、自然とヨガに関わるようになっていきます。
2.ヨガに取り組む時間を決める
冒頭で、人間は「変化を嫌う生き物」であることを解説させていただきました。
これは、一日の中で「ヨガを行う時間帯」でも影響します。
ですので、特に初心者の内は、バラバラの時間帯でヨガに取り組むことは控えてください。
最初はアドレナリンは分泌されているので、それでも無理なく続けられるかもしれません。
しかし、アドレナリンも収まってきた辺りからヨガを行う事が煩わしくなってくる要因になりがちです。
初心者の内は「7:00~7:15」「22:00~22:30」等、時間を分刻みで決めてヨガを行う事をお勧めします。
決まった時間に決まった時間だけヨガを行う事で、体にかかるストレスは徐々に減り、ドーパミンも多く分泌されるようになります。
3.別の習慣を行っている最中にヨガを行う
普段テレビを見たり、ソファやベッドでごろごろしている間、人間は大なり小なりドーパミンが放出されています。
ですので、他の習慣を行っている最中にヨガを行う事で、結果的にヨガを行ってドーパミンが出たのと同じ状態になります。
ヨガには横になりながら、立ちながら、どちらの体勢でも行えるヨガのポーズがあります。
例えば、ベッドで横になりながらスマホを触っているとき等は「ワニのポーズ」等を行うと良いかもしれまえん。
他の習慣を紐づけてヨガを行う、という事が重要です。
4.記録をつける
ヨガを続けていく上で、記録をつけるというのは非常に効果的です。
初心者の内は効果を実感し辛いものです。
しかし記録をつけておくことで、後で見返したとき
「自分はこれだけヨガを行ってきたんだ」
という他達成感に繋がります。
記録というのは、具体的な数字でもいいですし、少しアバウトなものでも大丈夫です。
後でそれを見返したとき、達成感を得られる記録を残すことが重要です。
・今日行ったポーズ
・ヨガに取り組んだ時間
・ヨガを行った感想
・体重の推移
記録は何でも構いません。後で見返して、達成感を得るためのものです。
小学生の頃日記を書いた記憶がある方も多いとは思いますが、あれのヨガバージョンと捉えていただいて大丈夫です。
5.他人の力を借りる
ドーパミンというのは、他の人から褒められたり賞賛されたりしたときにも放出されます。
例えばTwitter等で、初心者のヨガポーズ経過などを報告していくと、自然とヨガ界隈の人と繋がりができ、日々ヨガに関する情報交換などが可能になるかと思います。
また、SNSではなくてもヨガスタジオに一緒に通ってくれる友達がいれば、一緒にスタジオに通ったり、応援してくれる友人がいればヨガの経過を報告したりするのも効果的です。
自分一人の力ではどうしても無理だと、限界を感じた場合は、SNSや友達を頼って、自分以外の力を借りましょう。
モチベーションに頼りすぎるのは危険
ここまで、ヨガを続けるコツを紹介してきました。
「そんな事しなくても、ヨガが好きだから大丈夫!」
と思われましたか?
勿論、ヨガを行うことが既にライフサイクルの一部になっており、常に高いモチベーションの一つになっているなら、それでも大丈夫です。
しかしよく考えてみてください。
私たちの生活には、誘惑が際限なく溢れています。
家の中だと、寝心地の良いベッドや、日々新鮮な情報を提供してくれるテレビやインターネット。
少し外に歩けば、美味しそうなご飯屋さんや、楽しそうなアミューズメント施設で溢れかえっています。
ヨガが好き、というモチベーションだけで続けていこうと思った場合、それらの誘惑に一切惑わされず、ヨガが好きという気持ちだけで続けていく必要があります。
これは並大抵のヨガに対する愛情では成り立たないもので、生活の中心が既にヨガに染まっているような方でない限り厳しいです。
初心者の内は、特にアドレナリンが分泌されている関係もあり、ヨガが好きという気持ちだけでヨガを続けようとする事が多いのですが、他の方法を実戦してみることを非常にオススメします。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、ヨガを続けていくコツを紹介しました。
今回紹介した内容はヨガに限らず、様々な事に当てはまることでもあります。
何か新しい事を実践する際は、ヨガに限らず是非今回の記事を参考にしてみてくださいね。
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