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アシュタンガヨガの効果を知っていますか? | 基礎となる八支則から詳しく解説!

流れるようにダイナミックな動きを連続しておこなうアシュタンガヨガ。

特有のルールがあり、運動量も多いため、敷居が高いと感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、アシュタンガヨガのルールや注意点、得られる効果などについて解説いたします。

アシュタンガヨガが気になるけど一歩踏み出せない!という方は、ぜひ読んで理解を深めてください。

アシュタンガヨガとは?


アシュタンガヨガとは、呼吸と動きを連動させることで、感覚を制御したり集中力を高めたりして深い瞑想につなげるヨガの種類です。

ティルマラ・クリシュナマチャリヤ師によって基盤が作られ、弟子のパタビ・ジョイス師によって現代社会に合わせた分かりやすいアシュタンガヨガが現代に継承されました。

インドのマイソールシティで行われていたアシュタンガヨガは世界中に広がり、現在人気のある「パワーヨガ」のベースにもなっています。
運動量が多く難しいアーサナ(ポーズ)も含まれるため、おもに中級者から上級者向けのクラスとされることが多い傾向です。

アシュタンガヨガの基礎となる八支則


八支則とはヨガの基本となる経典「ヨガ・スートラ」にも記載がある、思想や礼儀などについてまとめられたものです。

深い瞑想状態に達するため、マットの上でおこなうアーサナだけではなく、日常の行動でも意識して鍛錬することが推奨されています。

八支則に書かれている8つの事柄それぞれについて詳しくみていきましょう。

ヤマ(禁戒)

日常生活でしてはいけないことが5つ記載されています。

例えば、ヤマの中には暴力をふるわないこと、嘘をつかないこと、他人のものや時間を盗まないことなどが含まれています。

当たり前のことと捉えられることかもしれませんが、忘れがちなことでもあるため現代の日常生活でも意識すべき点です。

ニヤマ(勧戒)

ニヤマには、日常生活ですべきことが5つ記載されています。
心身を整える、感謝や尊敬を忘れないこと、本を読むこと、などが推奨されています。

アーサナ(坐法)

瞑想を深めるための坐法を鍛錬すること。
長時間の瞑想に耐えるために柔軟性や体力をつけることが必要とされています。

プラーナヤマ(呼吸)

呼吸を整えることで心身のエネルギー調整をおこなっていきます。

プラティヤハーラ(感覚の制御)

自身の外側に向いている意識を内側に向けていきます。
自分を客観視し、感情に振り回されない状況を作ります。

ダーラナ(集中)

呼吸や体を整えたあとは、瞑想を深めていくために集中力を高めます。
意識を集中させることで一点へ向けるパワーが大きくなり、長時間の集中が可能となります。

ディアナ(瞑想)

雑念から解放され、深い瞑想に入っている状態です。
集中力が高まり、感覚が制御できます。

サマーディ(三昧)

瞑想が深まり、煩悩から解放された状態です。
悟りを開いた状態ともいわれています。

アシュタンガヨガのルール


アシュタンガヨガの大きな特徴の一つとしては、決まったポーズを順番通りに行う点です。
決まったポーズの流れを連続して繰り返しおこなっていきます。

大まかな流れとしては、まず太陽礼拝からスタート。
そのあと、立位のアーサナ、座位のアーサナ、逆転のアーサナをおこない、フィニッシングに入っていきます。
始めと終わりにマントラを唱えるというのもアシュタンガヨガの特徴です。

他にもアシュタンガヨガには決まりがあります。
例えば、アシュタンガヨガでは、筋肉の締め付け(バンダ)を意識します。

バンダを意識することでポーズの安定性が得られるのがポイントとなります。

さらに、集中を重視するアシュタンガヨガでは、注意散漫となるのを防ぐために視点を固定しておこなっていきます。
 
アシュタンガヨガ中の呼吸法は胸式呼吸、いわゆるウジャイ呼吸が採用されています。
喉で摩擦音をだしながら鼻から吸って鼻から出すという力強く深い呼吸です。

音を出すことで自身に集中しやすくなる点もメリットといえます。

ウジャイ呼吸は勝利の呼吸法ともよばれ、自律神経を整える効果が期待できます。

アシュタンガヨガの効果と注意点

アシュタンガヨガから得られる効果や行う際に注意したい点を解説していきます。

アシュタンガヨガの効果

運動量の多いアシュタンガヨガは、筋力や代謝のアップ、血行促進、脂肪燃焼といった身体への良い効果が期待できます。

さらに体の熱が作り出されて筋肉の可動域が広がることで柔軟性アップにつながるところも魅力にあげられます。

また、動きと呼吸を連動させることで集中力がアップすることも代表的な効果の一つと言えるでしょう。

アシュタンガヨガの注意点

アシュタンガヨガでは、新月や満月の日はムーンデーとよばれ、練習をおこないません。

月が人間に与える影響については諸説ありますが、ヴェーダ文化や占星術などの教えからアシュタンガヨガ創設者のパタビジョイス氏が決めたルールとして現在も存在します。

スタジオによっては、伝統を尊重しスタジオ自体がお休みになることもあるため注意しましょう。

また、アシュタンガヨガでは、満腹の状態でおこなうと内臓に負担をかけてしまうため、空腹の状態で行うことが望ましいとされています。

いずれにしても運動量の多いヨガなので、無理をしないで自身の日々の体調に合わせて取り組んでみてください。

アシュタンガヨガをはじめるには?

アシュタンガヨガでは、おこなわれるクラスに種類があります。
ここでは、アシュタンガヨガを始めるにあたって利用できる大きく分けて2種類のクラスについて解説していきます。

マイソール

インドのマイソールという地域で行われてきた伝統的な練習スタイルです。
自分のペースで練習を進め、インストラクターから生徒個人個人へアドバイスが受けられます。

スタジオレッスン

インストラクターのカウントに合わせ、みんなでアーサナの流れを一緒におこなうレッドクラスと呼ばれるレッスンです。

6つのシリーズからなり、初級から中級、上級までレベルがわかれています。

最初の方は簡単なアーサナで構成されていますが、練習を進める中で、徐々に筋力を使い柔軟性も要する難易度の高いアーサナが組み込まれていきます。

インストラクターの指示のもと、自分のペースで取り組みましょう。

まとめ

アシュタンガヨガはヨガの八支則をもとに呼吸と動きを連動させることで集中を高めるヨガの流派の一つ。

ダイナミックな動きが多く、筋力や代謝がアップするといわれています。

アシュタンガヨガにはおこなうアーサナや視線、呼吸などにいくつかのルールがあるため、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

ヴィオラトリコロールでは、アシュタンガヨガのクラスを開講しています。
初心者の方でも取り組めるクラスもあるため、気になった方はまずレッスンに参加してみてはいかがでしょうか。

アシュタンガヨガについて詳しく知りたい方はこちら↓
https://yoga-viola.net/yogacourse/ashtanga/

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