ここ数年ピラティスは爆発的な人気を博しています。
コロナ禍以降、自宅で気軽に行えるという事もあり、人口は右肩上がりで増え続けています。
そんな人気のピラティスですが、一体どのような効果があるのでしょうか?
また、どのようなエクササイズなのでしょうか。
今回はピラティスを行うことによって得られる6つの効果と、実際のエクササイズをいくつか紹介させていただきます。
ピラティスの主な効果6選
ピラティスを行うと実際どのような効果が期待できるのでしょうか。
以下ではピラティスを継続して行う事によって得られる6つの効果を紹介します。
1.姿勢改善
美しさには欠かせない綺麗な姿勢。
姿勢を美しくするためにはよい姿勢をキープするため、体の軸を整えることが大事です。
体の中心である軸がぶれてしまうと姿勢が崩れてしまうため、その軸を支える筋肉のことをインナーマッスルと呼びますが、ピラティスで鍛えられるのはインナーマッスルです。
体の筋肉は中心部(骨に近い部分)から何層にも重なっておりますが、この中で比較的体の中心部に近い筋肉のことをインナーマッスルと呼び、皮膚の上から触診できる筋肉をアウターマッスルと呼びます。
インナーマッスルを鍛えることで良い姿勢を保てるようになります。
2ヒップアップ効果/脚長効果
年齢とともに垂れてくるヒップのたるみや形、気になりますよね。
ヒップは体の後ろにあるため、おろそかになりがちですが、綺麗に魅せるスタイルには背中からヒップのラインは欠かせません。
ピラティスは身体の深層部の筋肉に働きかけていくタイプのエクササイズなので、お尻から太ももにかけてのトレーニングに適しています。
キュッと引き上がったお尻になると脚が5㎝長く見えますよ!
3.バストアップ効果
年齢とともにバストが垂れてきて、一緒にウエストまわりもたるんできやすくなります。
今まで着ていたお洋服が似合わなくなってきたりもしますよね。
では、バストを正しい位置に戻すにはどうした良いのでしょうか?
バストを支えている筋肉として大胸筋がありますが、ピラティスはこの大胸筋をも確実に鍛える技術を持っており、この筋力がアップすりことで美しいバストラインを実現するとされています。
また、ピラティスで全身の骨格や筋肉のバランスを整えることによって、バストも本来の位置に戻すことで形を整えるという作用もでてきますので美しいバストを目指せます。
4.ぽっこりお腹の改善/くびれ効果
ズボンがきつくなってきた。腹筋が弱いと感じる。
体重は増えてないのに、下腹周りがたるんできたり、年齢とともにお腹がでてくると体も重く感じますね。
ピラティスは腹部の深層筋の収縮を促して体幹を安定させ、内臓を正しい位置に納めることを目的としているため、ピラティスでこの収縮を促すことで腹部を安定させ、その副産物としてお腹を引き締める効果が期待できます。
インナーマッスルが強いと内臓は正しい位置に納まり機能が正常に働くばかりか姿勢もよくなりウエストのくびれも生まれます。
5.筋肉がついて代謝アップ
ピラティスは筋肉を鍛える効果があります。
ピラティスで鍛えられるのはインナーマッスルです。
インナーマッスルを鍛えることで良い姿勢を保てるようになるほか、代謝を上げることができます。
代謝が上がれば普段の生活の中でのカロリー消費量もアップするため、痩せやすく太りにくい体になります。
6.暴飲暴食が減る /ダイエット効果
ピラティスを続けると、腹筋がつよくなるため食べすぎて胃がふくらみすぎると、腹筋が胃を押し返してくるので、たくさん食べられなくなり食べすぎを防ぐことができます。
暴飲暴食が軽くなると、胃腸の負担が軽くなるので、消化もしやすく便通もよくなるので体に老廃物がたまりにくくなりますのでいいことずくめです。
効果を実感できる期間はどれくらい?
エクササイズによって負荷がかかり細かな傷ができた筋肉が回復するのには、24時間から72時間程度かかるといわれています。
この間、再び強い負荷でエクササイズを行うと、筋肉の傷が増えたり大きくなることで、痛みがさらに増してしまいます。
逆に、エクササイズによって得られたトレーニング効果は、エクササイズ後3日以上何もせずに経過すると、エクササイズ前と同じ状態に戻るともいわれています。
そのため、医学的にはエクササイズは週2~3回程度が推奨されています。
週3回のエクササイズを3カ月程度続けると、その後の筋力は30%程度アップするといわれています。
では、週1回のエクササイズでは効果はでないのでしょうか?
週1回のエクササイズの場合はというと、週3回の場合には劣りますが、それでも20%弱程度の筋力アップが狙えるようです。
そう考えると、ピラティスを実施する頻度が週1回程度でも、深層筋の筋力アップは狙えるかもしれませんね。
また、初めてピラティスを行う方の場合、エクササイズ後に筋肉痛を起こす可能性があり、そのまま再びピラティスを行うと痛みで姿勢が崩れ、関節や標的以外の筋肉に負担がかかる可能性があります。
特に、正しい動きを求められるピラティスの場合、関節などに負担を掛けないためにも週1回程度から始めても良いのではないでしょうか。
ピラティスを実施するスタジオに週1回程度しか通うことができないという人の場合、スタジオでのエクササイズで動きの注意点をマスターし、自宅で実施するというのも一つの方法と言えるでしょう。
また、ピラティスはスタジオに通う回数にこだわるのではなく、意識で効果が変わるといわれてます。
ピラティスのエクササイズは、日常生活に直結しているので、日常生活に移行することができます。
日常生活で歩いている時に、エクササイズの際に気をつけていたポイントに意識を向けられれば、スタジオにいない時でも実はエクササイズをやっているのに等しくなりますよ。
運動強度別効果がでるおうちエクササイズ!
~FTPマットピラティス・マスタートレーナ-ピラティスde美bodyより~
ピラティスの動きで、美しく綺麗な身体を目指す「ピラティスde美body」
ぜひおうちでチャレンジしてみてくださいね♪♪
ヒップアップ効果
脚のストレッチ・ヒップアップ/もも裏強化、美姿勢、バランス力アップ
参考:https://yoga-viola.net/instructor/beautybody/post-7443/
ヒップエクステンション①
①体と床が平行になるポジションで腕を伸ばし壁に手をつきます。
※膝を伸ばすのがつらい方は少し体を上げて、斜めにしてもOK!
②膝を伸ばして脚を少し後ろに。
ここがスタートポジションです。
③骨盤が動かないように息を吐きながら脚を上にあげます。
※お尻のつけ根を意識しましょう!
※脚を上げる時に、頭が下がらないように気をつけましょう。
④左右10回ずつ×2セットを1日2回は行いましょう。
ヒップエクステンション②
①大きめのタオルをくるくると巻き、膝の裏側に挟み、片手で壁を持ちましょう。
②膝を前→下→後ろ→下→前という動きを繰り返しましょう。
③バランスを保ち、軸足を安定させて、左右10往復×2セットを1日2回行いましょう。
ウエストシェイプ効果
ウエストのくびれ増・腹部・腰部のストレッチ
参考:https://yoga-viola.net/instructor/beautybody/post-8202/
エルボ-プランク ウィズ アブドミナル
①肩関節の下に肘、肘の延長線上に手の甲を置き、前腕で支え、肩甲骨を安定させる意識を脇の下で保つ。
頭頂を斜め前に、踵を後ろに伸ばし長い脊柱を作る。
いつもお腹をへこませておきましょう。
②息を吐きながら坐骨を天上へと持ち上げる。
※目線を足元へ、首の後ろに皺を作らないように。
肘&肩の位置を変えないように常に肘の上に肩関節があるようにしましょう。
吸いながら①に戻る。
目安:1日8セット×2回
プローン ランバー ローテーション
①うつ伏せになり手の平を重ね、おでこの下に置く。
膝を90度に曲げ膝・足首を揃えておく。
②左の腕で床を押し、吸いながら両脚を右に傾ける。
左前側の骨盤を床からはがすイメージで。
③吐きながら真ん中に戻し
④右の腕で床を押し、吸いながら反対へ傾ける。
目安:1日6セット
美脚エクササイズ
内転筋強化・腹筋力強化・体幹力UP・脚力強化・ウエストシェイプ
参考:https://yoga-viola.net/instructor/beautybody/post-11188/
レッグクロススーパイン
スタートポジション
仰向けになり、両脚を上へ持ち上げます。
①両脚を腰幅より少し広めに開きます。
※両脚をはなるべく広めに開いて床を押します。おへそを床に押すようにしっかりと引き込んでおきましょう。
②右脚を前にして脚をクロスします。
※意識を太ももに!もものつけ根をくっつける様に!
③脚を開きます。
④左脚を前に脚をクロスします。
①~④を繰り返し行っていきます。
サイドバランス(内ももバージョン)
①肩の下に肘を置き、上側の脚を伸ばし、下側の脚は膝を90度に曲げます。
上側の腕は肘を曲げ手を腰にあてます。
②お尻を持ち上げます。
※下側の脇腹(ウエスト)部分を使っている意識を高めましょう。
この時、下側の膝から下はまだ床につけておきます。
③下側の膝から下を持ち上げます。
※上側の足でしっかり床を押し、内ももをしっかり使いましょう!
むくみ解消 ほぐし
むくみ解消・脚やせ・柔軟性アップ・美脚・ヒップアップ
参考:https://yoga-viola.net/instructor/beautybody/post-7835/
ほぐし①
①少し脚を開いて長座で座ります。
※長座が辛い方は、お尻の下に座布団を敷く。もしくは椅子に座って行います。
②前腕の小指側から肘に付いている骨(尺骨)を使って、太ももの前側のつけ根から膝に向かってロールしながらマッサージをします。
※手の平を下から上に向けるようにローする。少し強めに押してみましょう。
目安:片脚2分
【代用バージョン】
前にかがむのが苦手な方や、手を使ってやりにくい方は、こんな方法も!
台所にある「めん棒」を使ってコロコロと転がして行ってもOKです‼ 手でやる時と同じように太もものつけ根からコロコロと転がして行ってください。
ほぐし②
【やり方の説明】
①膝立ちになり、右脚の膝を曲げて前に出し、左脚を後ろに伸ばします。
※両手は右膝の上に置きます。
②大きく息を吸って、吐きながら骨盤を真っすぐ前に押し出すように重心を前に移動させます。
※止まったところで膝の下に踵がくるポジションに微調整しましょう。
③太もものつけ根の伸びを感じながら深く呼吸をしましょう。
※硬い床の上で行う場合は、膝の下にブランケットやクッションを置いてください。
目安:片脚40秒(最低20秒)
ここからが本番です!!!
①後ろの膝を曲げ、手で足の甲を持ちます。
②大きく息を吸って、吐きながら踵をお尻にくっつけます。
※腕の力を借りて引き寄せてください。
目安:片脚30秒(最低20秒)
すっきり二の腕エクササイズ
二の腕引き締め・肩甲帯強化、安定・体幹強化
参考:https://yoga-viola.net/instructor/beautybody/post-12351/
バックプッシュアップ
①脚を揃えて膝を曲げて座ります。腰が丸まらないように背筋を伸ばしましょう。指先をお尻のほうに向けます。
手首がいたい人は指先を外に向けて行いましょう。
②肘が広がらないように肘を曲げます。※目線は膝に!
①②を繰り返しましょう。
プランク&エルボープランク
①プランクポジションになります。 ※お尻が上がりすぎたり落ちたりしないようにしましょう
②右の肘を床に付けます。
③左の肘を床に付けます。(エルボープランク)
④右の手の平を床に付けます。
⑤左の手の平を床に付けます。 (プランク)
まとめ
いかがでしたか?
今回はピラティスの効果とエクササイズをいくつか紹介してきました!
自宅で行えるエクササイズですので是非挑戦してみてくださいね!