RYT200,RYT500とは?(全米ヨガアライアンスのインストラクター資格について)

RYT200,RYT500とは?(全米ヨガアライアンスのインストラクター資格について)

ヨガの資格

2022年現在、ヨガの資格は国家資格ではありません。
ヨガの資格には様々な境界や、流派などで様々なコースが開講されており、それぞれが発行する修了証が資格とされています。
ヨガには、さまざまな協会や流派などで資格取得のためのコースが開かれており、各協会などで発行される集了証が資格とされています。
その中には、世界的に有名なスタジオや養成スクール独自で発行されている資格もあり、取得のための難易度も取得にかかる時間もそれぞれの資格によって大きく異なります。
もちろん、内容もまったく違います。

中には、独学で何年もかけて体得した自己流のヨガを指導されている方もいらっしゃいますが、
ヨガインストラクターになるには、やはりヨガインストラクター養成コースを受講するのが良いでしょう。
実際ヨガスタジオで指導している、ヨガインストラクターの9割以上は何かしらの資格を保有しています。

世界で最も有名なヨガインストラクター資格「RYT」

RYTは、現在、世界で最も有名なヨガの資格になります。
ヨガの指導を目指す人であれば、おそらく全員がRYTという言葉を目にすることでしょう。
そのため、ヨガインストラクターの資格取得を考える方が、一番最初に選ぶことが多いのが、全米ヨガアライアンス協会が発行するRYTになります。

全米ヨガアライアンス協会とは?

全米ヨガアライアンス協会、1990年代に2つのヨガ団体が合併してできた
世界で最も知名度の高い米国の協会で非営利団体です。
世界70各国で通用する世界で最も認知されたヨガの代表的な組織です。

RYTは、認定校(RYS: Registrated Yoga School)として登録されたスクールが指定するヨガインストラクター養成コースを修了後に、全米ヨガアライアンス協会に登録するという流れが一般的です。

全米ヨガアライアンス資格認定制度

全米ヨガアライアンスは、ヨガインストラクター教育の水準を高めるために、
世界で共通したスタンダード(アーサナ・呼吸・瞑想の実践75時間、指導技術50時間、解剖学30時間、ヨガの歴史や哲学30時間など)を設定しています。

認定校は、上記の基準に沿ったヨガインストラクター養成コースを開催していますが、時間数の規定はあるものの、
内容(アーサナの数や流派など)までは固定されておらず、スクールによって学べる内容も異なりますので、
自分が学びたいヨガの流派や、普段通っていて信用があるヨガスタジオで開催される講座を受講するのが良いでしょう。

全米ヨガアライアンス協会が認定する資格の種類

①全米ヨガアライアンス認定200時間(RYT200)
②全米ヨガアライアンス認定300時間(RYT300)
③全米ヨガアライアンス認定200時間(ERYT200)
④全米ヨガアライアンス認定500時間(ERYT500)
⑤全米ヨガアライアンス認定マタニティヨガ(RPYT)
⑥全米ヨガアライアンス認定キッズヨガ(RCYT)
があります。


RYT200
①全米ヨガアライアンス認定200時間(RYT200)について
取得者が最も多いライセンスです。
認定校(RYS200)にて200時間のプログラムを修了することで資格取得を目指せます。

指導経験は、特に必要はありません。

資格取得後にすぐ登録することができます。
全米ヨガアライアンス認定の費用として、申請料金:$50 年間登録料:$65
全プログラム料金は一律となります。
1年に1回の更新 更新料金: $50 が必要となります。
(料金単位:アメリカドル)
RYT500
②全米ヨガアライアンス認定300時間(RYT300)について
取得には2つの方法があります

Ⅰ.認定校(RYS500)にて500時間のプログラムを修了
Ⅱ.認定校(RYS200)にて200時間のプログラムを修了し、
同じ認定校または、他の認定校で300時間のプログラムを修了することで資格取得を目指せます。

指導経験は、RYS200または、RYS500コース卒業後、100時間以上の指導経験があることが登録条件とされています。
ERYT200
③全米ヨガアライアンス認定200時間上級資格(ERYT200)について
エクスペリエンスヨガティーチャーとして、RYT200の指導者育成コースを担当できるライセンスです。
認定校(RYS 500)にて500時間のプログラムを修了することで資格取得を目指せます。

指導経験は、RYS200卒業後、少なくとも1,000時間の指導経験および、RYS200卒業後、少なくとも2年間の指導経験が必要となります。
ERYT500
④全米ヨガアライアンス認定500時間上級資格(ERYT500)について
エクスペリエンスヨガティーチャーとして、RYT500の指導者育成コースを担当できるライセンスです。 取得には2つの方法があります

Ⅰ.認定校(RYS500)にて500時間のプログラムを修了する。
Ⅱ.認定校(RYS200)にて200時間のプログラムを修了し、
同じ認定校または、他の認定校で300時間のプログラムを修了することで資格取得を目指せます。

指導経験は、RYS200または、RYS500コース卒業後、2,000時間以上の指導経験があること、
その内、500時間以上はRYS300または、RYS500卒業後の指導経験であることが登録条件とされています。
RCYT
⑤全米ヨガアライアンス認定キッズヨガ(RCYT)について
レジスタード・チルドレンズ・ヨガティーチャー

Ⅰ.認定校(RYS200)にて200時間のプログラムを修了する。
Ⅱ.レジスタード・チルドレンズ・ヨガスクール認定校(RCYS)にて95時間のプログラムを修了することで資格取得を目指せます。

指導経験は、RCYT卒業後、30時間以上のキッズヨガの指導経験があることが登録条件とされています。
RPYT
⑥全米ヨガアライアンス認定マタニティヨガ(RPYT)について
レジスタード・プレナタル・ヨガティーチャー

Ⅰ.認定校(RYS200)にて200時間のプログラムを修了する。
Ⅱ.レジスタード・プレナタル・ヨガスクール認定校(RPYS)にて85時間のプログラムを修了することで資格取得を目指せます。

指導経験は、RCYT卒業後、30時間以上のマタニティヨガの指導経験があることが登録条件とされています。
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